2022年5月17日火曜日

ショートノーズ、味見フライト

先日製作したショートノーズ胴体、現行機体に取付けてみました。


機首錘は増加し、重心合わせ後の全体質量で約2.5gの質量増です。チマチマ軽量化を図ってきた成果を一気に持っていかれた感じです。

さて、その効果ですが、すぐにでも確認したくなり、本日の在宅勤務をチャンスとして、日の出と共に出動しました。


多分に主観的な所もありますが、備忘録として記します。

まず、平均的な滑空タイムは、現行機とそれほど変わらない結果でした。質量増になったので、タイムは落ちると思っていたのですが、これはラッキーでした。ただ、グラウド中の滑空速度が速いのが気になりました。やはり重量増に対抗するのに必要な揚力を出すためには止むを得ないのですかね。

本日は、非常に湿度が高く、尾翼がなかなか思うように決まらなかったのですが、「返り」動作については滑らかであり、滑空開始時の「漕ぎ出し」もほとんど見られず、ショートノーズのメリットが良く現れているようです。

一方で、高度最高到達点は、相対的に見てそれほど高くない感じです。下から見上げてるので、目測精度は高くないですが。事前の予想では、質量増になった分、もう少し高度が上がるはずだったのですが。。。

不思議に思いながら何度か飛ばしているうち、あることに気付きました。

「返り」動作が相対的に早く始まっているように感じます。現行機体では上昇でもう少し伸びてから「返り」動作が始まるのですが、期待する伸びの手前から動作が開始されるように見えました。これが思ったほど最高到達点が高くならなかった原因かもしれません。ここでも回頭性能向上効果が現れているようです。

本来であれば、垂直尾翼を少し大きくして直進性を確保したくなるところですが、今回の場合、それをやってしまうと、グライド時の回頭性能向上メリットも失われてしまうので、不適切です。そうすると残る手は、主翼、尾翼の左右バランス(ロール回転成分)をもっと精度良く整えないといけないということになります。

結構面倒くさいかも。

今日は高湿度のため、尾翼の微小な捩れ変形を抑えるのが精一杯で、そこまでの調整はできませんでした。時間切れです。

ともあれ、全体的には回頭性能の向上は見られたので、成果はあったものと判断しました。

ただ、やはり衝撃的な2.5gの質量増は何とかしたい。紙材料を200kgから180kgに変えた際、2.5g程度軽量化したので、紙飛行機全体を180kgの紙で製作するしかないかな。セットで採用ということかな。

2022年5月15日日曜日

フライト記録会

本日早朝はとても風が強く、ろくに飛ばせない状況でしたが、みなさんが集まるにつれ、風はおとなしくなってきました。K明さんが到着すると、ピタッと風が止みました。(ワタクシは風男?)


本日のフライト記録会結果です。

風速は1m/s程度でした。

サーマルもちらほら発生し、条件は良かった方だと思います。ワタクシは主翼中央部フラップを追加取付けし、主翼は少し迎角を抑えるように取り付けた実験機です。結果的に緩やかな捩じり下げ主翼になっており、剥離が発生しにくくなることを狙っていました。でも、結果的にはそれほど目立った効果は見られなかったような気がします。この実験はもう少し続けたいと思います。

それにしても、I山さんの完成度の高さには脱帽。



ショートノーズ再び

 ワタクシの機体の特徴のひとつは回頭性能向上を狙ったショートノーズですが、さらなる改善の可能性を試してみたく、もう一段の「鼻ペチャ」胴体を試作してみました。

画像の上が現行型で、主翼前縁から40mmの長さです。下が試作で、主翼前縁から30mmの長さにしました。

設計変更に係わる試作部分は機首胴体のみです。まだラッカー塗装前ですが。


感覚的な比較のために、主翼を付けてみました。この画像は現行タイプです。


一方、試作型に主翼を載せてみると、かなり鼻ペチャ感が強く表れてきました。

スタイルとしての美しさ、という観点での懸念はあるのですが、きっと回頭性能が向上する筈です。

ただ、機首を短くした分、ウエイトがどれぐらい増えるか、全機体質量がどの程度増大するか、不安もあります。
早く完成させて、飛ばし比べしてみたいな。









2022年5月14日土曜日

ほったらかし菜園

GWに植えた苗と種。苗はしっかり定着し、種は発芽しました。

今年の顔ぶれの紹介です。

まずは定番のえだまめ。いろいろな品種のえだまめの種が売っているんですね。ほとんどの種の袋の写真は鈴なりに実った収穫時の姿なのですが、この種の写真はすでに茹で上がって粗塩がふりかけられていました。当然、この品種を購入しました。



これも最近の定番、いんげんです。品種は「さつきみどり」。人名か?


ベビーリーフです。筋蒔きにしたので、ちびっ子がいっぱい伸びてきています。でも、これから断腸の思いで間引きしないといけないのです。



大型ひまわりの「ロシア」。オーソドックスな縞々の種です。一応食用になるのですが、身の量が少ないのが残念。
食用といえば、「ハイブリッドサンフラワー」が良いのですが、今年も手に入りませんでした。


こちらは小ぶりなひまわり「ビッグスマイル」意外と害虫に弱いのです。昨年は発芽後すぐに、「根切り虫」に次々と殺られてしまいました。今年は「根切り虫」対策済です。

ここからが、苗です。

ナスは、千両2号。黒曜とか水ナスとかいろいろ試しましたが、やっぱりこれが安心かな?



久しぶりのオクラです。毎年収穫時期がよくわからず、大きくなりすぎてコリコリの種になってしまいます。今年もそうなっちゃうのかな?

トマトの苗は一つだけ。いつも手に負えないぐらいのジャングル状態になってしまうので、背丈が低いと表示のあった品種にしました。カゴメの苗です。


パセリです。早くお風呂の後の「野菜スティック」にならないかな?

ホームセンタの端っこで、人目につかず、98円で売っていたので買ってしまいました。

カラーピーマンです。結構一杯出来るんですよね。



写真を撮るのを忘れてしまいましたが、後はキュウリもあります。でもキュウリは病気に弱く、5本くらい収穫できたところで、枯れてしまうんですよね。ちゃんと世話をすればよいんでしょうけど。


そして、番外編。
植木鉢が無かったので、そのまま地植えしたハイビスカスです。すでに一輪咲き終わったのですが、とても清々しい夏の気分になります。



さあ、今年もほったらかし菜園の始まりです!


2022年5月8日日曜日

富士川予選結果

今日は富士川予選でした。

眠い目を擦りつつ、早く現地に到着して調整を開始しました。


今日は風が強くなる予報。早朝でもムシムシしています。

まずはその場しのぎのRacer590。コンテナケースに入れっぱなしにしていたのですが、蓋を開けて取り出してみると、ぐにゃっと変形していました。


両翼に強い迎角が付いてしまっていました。外翼は翼端が垂れ込むようにように撓んでいました。ケースに収納した際、蓋で押さえつけられてしまっていたようです。そのまま一ヶ月放置した結果がコレ。主翼のねじれはなかなか矯正できませんでした。エレベータ側の調整でだましだまし飛ばすことにしました。


機体の準備です。とりあえず、出来るだけ機体を持ってきてしまいました。どれを一番機にするのか決められていません。今朝の調整で決めようとしたのですが、どれも一長一短の特徴があり、なかなか決められませんでした。ただ、どれもこれも旋回半径が異常に大きいセッティングになってしまっており、この風の中ではあっという間に流されてしまい、とてもサーマルを掴むことが出来そうにもないです。

皆さんも、準備を始めています。フィールドまで車を入れることが出来たので、とても便利。思い思いに自分のベースを作っていきます。ワタクシも車の真後ろに店開き。


さて、肝心のフライト結果です。

今回は1投ごとの「思い起こし」は止めにします。常時風が巻いており、良かったんだか悪かったんだか良く分かりませんでした。

総合評価として、今回はSALランチの「引っ張り巻き込み」、「すっぽ抜けリリース」がありませんでした。この点はとても良かった。結果、高度もそれなりに確保できたのですが、旋回半径が異常に大きい状況は解消できていなかったので、風下にドンドン流されてしまい、高度を落としてしまいました。また、途中で風に叩かれて大きく高度を落としてしまうこともありました。旋回半径を少しでも小さくしようと、垂直尾翼でラダーを大きめに切っていたのですが、それが原因で姿勢回復性能が低下してしまったようです。これは課題だな。

それにしても、永年紙飛行機をやっていても、自分でサーマルを見つけるのは難しいですね。それでも、1回だけサーマルにヒットし、河川敷の堤防を越えてとなりの工場の敷地まで飛んでMAXを記録することが出来ました(この機体も無事に回収できました)。


今日の結果です。


規定5(Racer590)で1位、規定22(自由機ハンドランチ)で2位を頂きました。それぞれ前回の武蔵野予選からちょこっとずつスコアを伸ばすことができたのですが、全国ランキングで上にあがることはできませんでした。

ビールを飲みながら、今日の反省会。あと何を改善したら良いのだろう?

姿勢回復性能を損なわずに旋回半径を自在に変更する「調整技術」かな?



2022年5月4日水曜日

フライト記録会

 久しぶりのフライト記録会です。


最近、どんどん日の出時刻が早まってきて、朝練の時間をたっぷり確保できるようになりました。

今日はF宝さんも加わって、4人での記録会。みなさん予選会に向けて機体調整と練習に励んでいます。

本日の記録会結果です。風速は1m/s、時々2m/s。ポカポカ陽気ということもあって、コンディションは良好な条件でした。


サーマルのある時と、デサーマルがはっきりとした条件でした。
K明さんは新型超軽量機体。超軽量効果だけでなく、絶妙なバランス調整で、低速で伸びが非常に良い機体でした。ワタクシの機体よりも1割以上軽量なのです。あの滑空性能は羨ましい。
I山さんは重心設定に苦労されていましたが、後半に重心が決まって来たようです。
F宝さんは回転しないスタンディングスローですが、発射時の機速がスゴイ。瞬間的な加速でよく機体がもつなぁ。フライト順序的にサーマル環境に恵まれなかった感じがありますが、サーマルを掴んだら素晴らしいグライドになったと思います。
ワタクシは最近にしては珍しく、スローが安定していました。それなりの初期高度を獲得できたので、サーマルを掴むことができました。ただ、なんとなく最近グライドの伸びがイマイチという感じを受けており、「気温が上がってきて空気密度が小さくなってきたせいかなぁ」と、若干言い訳しています。
このスローの感覚、身体にしみ込むと良いんだけど。。。