2022年12月31日土曜日

飛ばし納め

 2023年も終わりです。今年の飛ばし納めのために、ちょこっとだけ朝練。


翼幅360mmのSKYSURFと翼幅450mmのSOARER。早朝はほぼ無風だったので、効率よく飛ばすことができました。これら機体、それぞれ何かをアップグレードして来年の競技に臨みたいです。

なにをアップグレードするか? 思案中です。


候補のひとつがTail Boom長です。上の画像上段の機体で10mmアップの実験をしてみました。微妙に滑空特性が変わるようです。
水平尾翼容積の増大により、大きな機体の飛び方に近づいた気がしますが、回頭性は少し落ちたような。そのせいか機首方向を変える前にロール方向に逃げる感じが強いです。
10回フライトの平均は、2秒ほどロングテイルの方が良かったです。

強風の時はどういう挙動になるかな?
それは、来年のお楽しみ。。。


2022年12月29日木曜日

くるみの収穫

 いつも紙飛行機を飛ばしていたエリアに自生していたくるみの木。和くるみ(オニクルミ)です。

10月末頃に収穫して、実のまま自宅庭に埋めておきました。果実の部分が土化してきたので、掘り出して種の部分(くるみ)を取り出しました。一個づつ黒くなった果実の部分をブラシで洗い流すのは結構大変。

見方によっては、ちょっとグロイ画像かも。。。


よく、お店で売っている品種改良されたクルミとは違い、大昔から日本に生育している種類で、殻はとても硬いのですが、中身のくるみは味が濃く、噛めば噛むほど口の中に風味が広がり、美味しかったです。


ちょっと幸せ。。。

ガーニーフラップ その2

先日試したガーニーフラップ。大きな可能性は感じたものの、実際に主翼に装着すると保管用のギブスと干渉してしまうので、適切な実装方法が課題でした。

今日試してみたのは、フラップとしてではなく、エルロンとしての効果を確認してみました。ガーニーエルロン(仮)です。

外翼側に装着することで、ギブスと干渉することは無くなりますので、都合がよければ付けっぱなしに出来る点がメリットです。

下の画像にて、赤いラインの部分がガーニーエルロン。今回はPHO180kgを3枚重ねたものをエルロンとして貼り付けました。


テストに使った機体は、もともと旋回が小さめで、右バンク姿勢が強かったので、この姿勢を矯正することを目標にしました。
今回はエルロン長さ45mmでしたので、上昇時の獲得高度にそれほど影響は感じませんでした。
(前回のフラップは長さ280mmでしたので、流石に抵抗を感じました。)
返り後の滑空開始方位角は、元2時からエルロン装着で3時になりました(誤差の範囲かも)。上昇時の右ロールが減った感じです。


滑空に入ると、やはりピッチングは発生ました。これもガーニーエルロンの揚力の影響かな?
機首に0.3gの錘を追加して、少しエレベータにダウンを入れて解消できました。


調整が完了すると、気になっていた右バンクは解消し、旋回半径も少し大きくなりました。

今回、ガーニーエルロン(GNE)装着によって、滑空タイムが特に向上した訳ではないのですが、機体のパターンや姿勢を変更したい時の小技としては有効なんじゃないかな?機体のパターンや姿勢を自由に変更できるということは、ポテンシャルの向上につながります。

もう少しブラッシュアップしてみたいです。

2022年12月25日日曜日

ガー二ーフラップ実験

 今年もすべての競技が終わったので、実験・トライアルフェーズになります。来春に向けて色々試してみたいと思います。

いつもの田んぼには日の出直前から集まり出しました。それにしても寒い。気温は-3℃。指がかじかんでしまいます。


そして、トライアル。

まず、昨日機体を整理していて発見した、翼幅500mmの機体。


昨年製作の機体ですが、投げ上げが苦しく、返りがいっぱいいっぱいでした。今年、結構SAL投げの練習をしてきたので、ちゃんと上げられるようになったかな?

結果、上昇パターンは理想的で返りも安定させることができました。良かったヨカッタ。ただ、滑空が早く沈下率も大きい感じがします。タイムもイマイチ伸びませんでした。やはり重すぎるんですよね。流石に軽量化を狙わないとこのサイズの機体はものにならないなぁ。とりあえず、今後の課題ということで。

で、今日のメインの課題。ガー二ーフラップの効果実験です。主翼後縁下側に貼り付けて揚力の向上を期待しています。まずは何が起きるのか実際に見てみたいというところから、簡単な1mm角のバルサをガー二ーフラップに見立てて実験をしてみることにしました。


ベースとなる機体は、先週のFuji Cupの生き残り。修理を経て再度戦力化した機体です。事前に各部位の調整は済ましてあります。
その機体にガーニーフラップを装着しました。


こんな感じです。
ネット上での風洞実験結果を見てみると、抵抗は大きくなるものの、抵抗以上に揚力増大が見込めるとのこと。ただ、車には装着例が多くあるものの、一般の航空機ではあまり見当たりません。効果のほどは?

さっそく、投げ上げてみると。。。。
ものすごいループとピッチング。そして旋回半径が非常に小さくなりました。獲得高度も見劣りします。とても見ていられない。
様子をみながら、エレベータをダウンに。もともとがアップトリムの機体だったのですが、かなりダウントリムに設定してもまだピッチングが止まりません。ループは収まってきました。さらに機首に0.5gの錘を追加。まだピッチング傾向が残っている。

高度が低いということは、やはり抵抗が効いているのでしょうね。一方ピッチングが激しいというのは、揚力が増している証かもしれません。


これ以上深く調整すると、元に戻せなくなるリスクがあるので、ここでガーニーフラップを片翼だけ外してみました。右翼だけ残してみました。各部所の調整はそのまま維持しています。


想像です。
揚力増大効果>抵抗増大: 旋回半径は大きくなる。
揚力増大効果<抵抗増大: 急激にスパイラルに入り、あっけなく墜落。

さて、お試しです。
発航後の上昇パターンは大きく変わりました。ループに少し右ロールが入ったパターンがフラップ装着前。今回は右ロール成分が全くなくなり、左に流れるように上がっていきました。高さはそれほどでもない。
そして滑空。驚く変化が。
ピッチングは相変わらず少し残ってしまうのですが、旋回半径は大きく変わり、左旋回になりました。非常に小さな右旋回だったのが、ちょっと大きめの左旋回に。もちろんラダーは弄っておらず、右旋回設定のままです。
2,3度お試し飛行させましたが、この特性は変わりません。
ガーニーフラップの影響は「揚力増大効果>抵抗増大」であり、揚力増大効果はかなり大きいようです。

最後に、右翼のガーニーフラップも取り外して、エレベータと錘設定も元に戻しました。
その状態(初期状態)で飛ばすと、上昇パターン、旋回方向、大きさ、グライド姿勢、全てがもとに戻りました。

ということで、結論としては、一連の変化はやはりガーニーフラップ効果であったと判断します。

効果があることは良く分かりましたが、次の問題はこれを使いこなすこと。少し機体の設計も変えないといけないかも。。。
とりあえず、今日の実験はココまでとして、ガーニーフラップ採用の可能性を少し考えてみます。性能だけじゃなくて、保全性(メンテナンス性)等も考えないといけない。。。





フライト記録会

 今日の早朝は-3℃まで下がってとても寒かったものの、無風の快晴でとても条件が良かったでした。


今年最後のフライト記録会です。

1ラウンド目。ほぼ無風。

殆ど歩かなくて良いというほどの無風状態です。強烈なサーマルといったものもなく、みんなに優しい条件でした。

I山さんは、ハンドランチフォームの改善にトライしている模様、回転速度が従来よりも早いです。上昇がばらついたとしても、返りのパターンはとても安定していました。


2ラウンド目。ほぼ無風。気温も少しずつ上がってきました。


同じく、殆ど無風状態です。ただ少し気温が上がり出した分、サーマルの発生も多くなりました。それでも強烈なものではなく、安心して見ていられるものでした。

Y関さんはBサイズだったのですが、恐ろしく高く上げていました。あんなに高く上げたら、他のオーバスローランチャーはやる気を無くしてしまうのでは? とにかくビックリです。

K明さんは少し中央上反角が大きい機体。このメリットをよく生かしてサーマルを掴み、フワフワ浮いていました。見ていて気持ちが良いです。投げの元気良さもダントツ。機体が「キーン!」と音を立てて上昇していくのもそうですが、それに加えて回転時の腕振り時の音が「ブーン!」となっていました。

2022年12月24日土曜日

年末紙飛行機整理

 毎年、この時期になると1年間の紙飛行機遊びに感謝しつつ、たぶんきっと飛ばさないであろう機体を整理します。

色々な部位に傷みはありますが、飛ばないわけでは無い機体たち。でも、保管する場所もないのです。整理しないと新しい機体も作れないため、断腸の思いで選別しました。


このあと、鉛の錘は分解して取り出し、再利用します。Tail Boomも程度の良いものは中古品として利用します。尾翼ユニットは実験用に一部残しておくことにしました。

その他は、ゴミ箱にポィっ!!

随分と思い切って捨てたつもりだったのですが、パソコン周辺にはまだまだ機体や部品がいっぱいあります。(毎年確実に増殖しています)

家族にも、

「どこがきれいになったの?」


これら機体の魂を引き継ぎつつ、来年も紙飛行機を作ろう!



2022年12月18日日曜日

こんな風でも強行! FUJI CUP

 今季一番の寒気。寒気は良いのだけれど、いままで経験したことのない強風の中での大会でした。

富士山の雪も風で飛ばされてしまっています。


予報ではこんな感じ。3m/sでも強いと感じるのに、予報レベルで9~10m/s。


普通だったらやらないと思うのですが、今日はスポンサー付き。商品はトイレットペーパー1年分です。そのトラックが朝一番に現着。やっぱりやるんですね。

あまりにも風が強いので、車の中で機体の組立を行いました。練習は当然なし。


トイレットペーパーが並びました。やる気が出てきますね。


どんどん風は強くなり、お昼ぐらいで12m/sぐらい。


機体を持っているだけで胴体が曲がってしまいます。もう調整とかそんな次元じゃない。紙屑のようになって飛んでいきます。

ワタクシの機体はアッという間に河川敷の堤防の外に7機出てしまいました。発航地点から堤防まで200m以上あります。このうち、2機は回収できた(探してきてもらった)ので、5機のロストとなりました。胴体破損は全機。車の中で修理しては参戦してロストの繰り返し。

最終的には15m/sまで風が強くなりました。立っている人間も若干傾いています。飛行機はそこらじゅうが常時フラッター発生状態。

結果、自由機ハンドランチで準優勝、規定ゼロで4位を頂きました。


よかったよかった。もちろん商品も頂きました。


これからもこのトイレットペーパーにお世話になります。結構品質が良いんですよね。


2022年12月15日木曜日

フライト記録会

 ちょっと、なんやかんやで、アップするのを忘れていました。

12/10(土)の記録です。

ほぼ無風とも言えるような好条件。早朝から集まったメンバはそれぞれの自由調整の後、恒例の記録会となりました。

1ラウンド目。風速は0~1m/s。

青空高くにかかった雲をバックに飛ぶ紙飛行機はとても綺麗でした。画像がないのが残念。


2ラウンド目。風速は同じく0~1m/s。(だったかな?ちょっと怪しい。)


条件は良くなってきて、1ラウンド目よりも良い記録が続出。

ワタクシの機体は、本日おろしたての新品。これが抜群の浮き。信じられないほどのグライドを見せてくれました。緩やかなサーマルが続くので、そろそろ無くしそうだなと思いながらも、あと3投だからと投げた8投目。自由になりたかった機体は本当に自由な空に飛んで行ってしまいました。

チョー残念。約2週間かけて製作して、今日初飛行のこんな良い子ちゃんがあっという間にいなくなってしまった。。。

帰りの運転中は喪失感MAX。





2022年12月4日日曜日

フライト記録会

 今朝はとても寒かったですが、久しぶりに風が弱いフライト日和です。

集まったメンバでさっそく記録会。

1ラウンド目。風は0~1m/s程度。


風が殆ど動かなく、サーマルも出ていないので、発射自体に狂いがなければ、同じようなタイムが並ぶという特徴がよく出ました。


2ラウンド目。風は0~1m/s程度。気温が上がってきたので、少しサーマルが出てきました。


オーバスローのY関さんは二宮杯規定の360mm機体にチェンジ。高さは1ラウンド目の450mm機体に比較して抜群でした。450mm機体でも恐るべき高さなんですが。。。肩を壊したという履歴がある割にはものすごい腕の振りです。

ただ、トータルタイムは1ラウンド目も2ラウンド目も変わらず(たまたま?)。ハンドランチ高さは小型機、滑空性能は大型機、といった感じですかね。これもまた、定説をそのまま実現したようなフライトでした。

皆さんは3ラウンド目に入ったのですが、ワタクシはホームセンタに行く用事があったのでココで失礼しました。

風が弱いと練習のやりがいがありますね。