2018年12月31日月曜日

クルミの採集から試食まで

今年の秋、無くした飛行機を探しに行っている時、クルミらしきものを拾いました。
調べてみると、オニクルミという、和クルミだそうです。太古から国内に自生しているクルミの木です。最初はポッケに入る分だけゲットしたのですが、クルミと知って追加で採集してきました。
せっかくですので、ネットで調べ、採集から試食までの実践を纏めてみたいと思います。

1. 採集
実はこんな感じです。とてもクルミには見えませんが、この果実のなかに大きな種があります。それがクルミです。


クルミはこんな感じで実っています。
(下の画像はあきた森づくり活動サポートセンターより引用)
8個ぐらいが集まった房みたいな感じで実っています。ポイントは木からもぎ取るというよりも、下に落ちて、果実が腐っているものを採った方がよいということです。
上の画像はまだ若すぎたみたいです。


2. クルミの取り出し(土に埋めます)
この果実は渋が強いらしく、無理やり果実から取り出そうとすると、手が真っ黒になるらしい。対策は自然に腐らせるのが良いらしいです。
私はこんな袋にいれて、土の中に埋めました。約1ヵ月放置プレイです。



3. クルミの取り出し(掘り起こし)
土の中に埋めてから1週間、2週間、待ち遠しいです。
でも、結局2か月放置してしまいました。掘り出してみると果実は真っ黒になってボロボロになっており、真っ黒なクルミがむき出しになっていました。それを一つひとつ水を流しながらブラシでこすり洗いします。
結構面倒くさい。

そして、これが洗った後のクルミです。
ブラシは100均のブラシを使ったのですが、少し硬めの方がよいかも。





4. クルミの殻割
お試しに、殻割に入ります。
オーブントースターで3~4分熱を入れると、尖った先端に若干の隙間ができます。
下の画像は、加熱中のトースターの中です。ちょっとピンボケですみません。



下の画像、分かりますか?
尖った部分でパクっと口が開いていますよね。ここにドライバーを入れて捩じるようにしてこじ開けます。



オニクルミなのでかなり硬いですが、中身を綺麗に取り出すことが出来ました。


こんな感じで中身を取り出します。
こんなにきれいに取れるのは、ごく稀です。だいたい、半分に割れてしまうので、掻き出すように中身を出します。これがチョッと面倒くさい。



早速口に入れてみましたが、とても香ばしい!(^。^)
原始人も食べていたというオニクルミ。
太古の昔に思いを寄せて(それほどではないですが)、紅茶と一緒に頂きました。市販されているクルミは、カリフォルニアウォールナッツというもので、割り易く品種改良されたものだそうです。オニクルミはこれよりも少し味が濃い感じ。

まだまだ、いっぱいあります。つまみ食いにはもってこいです。


2018年12月30日日曜日

飛ばし納め

昨日仕上がった機体を持って、さっそく飛行場へ。

まだ、日の出前ですが、準備運動を始めています。


下の画像は試作機X16です。
この機体でいろいろ実験ができました。


そして、新型機のChanceMaker
上昇がモッサリといった感じです。もう少しビシッと上がらないかな。
外翼にキャンバーを付けたせいなのか、上昇にシャープさが足りません。


でも、滑空は驚きの低速度。X16も結構な低速度を実現できたのですが、この機体はさらに低速度。偶然かなぁ。X16よりも少し軽量化出来ているからかもしれませんが、もう少し製作を重ねていかないと分からないですね。




ただ、単垂直尾翼にしてから、ピッチングが収まりにくくなっています。返り動作のタイミングでピッチングに入ってしまうと、なかなか収束しません。
下の画像も急降下ダイブ時の映像です。

ピッチング入ることがなければ、とても浮きがいい感じです。

いよいよ2018年も終わりになります。
来年はどんな年になるのだろうか?
沢山飛ばせるかな?


























2018年12月29日土曜日

ChanceMaker 始動!


 今年は、特に仕事による拘束が多かったです。週末早朝の練習は継続できていたのですが、何のフィードバックも出来ていませんでした。機体の設計もずっと変更できず。さらなる改善を目指すようなPDCAが回せませんでした。

 競技会も4回ドタキャン。残念でした。でも仕事だからしょうがないし。。。
競技の時の緊張感、発航時の集中力は競技会でしか味わえないし、その中で精神力を鍛えていくしかないですしね。

 この冬は、ちょっと時間をかけてじっくりと機体設計を見直したいな。
・滑空性能
・組立再現性
・メンテナンス性
・拡張性と発展性
全てを見直したいです。どう見直せば全てがバランスよく改善するのか全く分からないのですが、ベースライン構造を決めて、枝葉の変更の可能性を追求したいです。
この「妄想」段階がもっとも楽しい時期でもあるのですが、妄想だけでは一歩も前に進まないので、まずは一歩。


ということで、コレ!
RG01A ChanceMaker 1号機

胴体試作を重ねて正式リリースです。

低水平尾翼、単垂直尾翼機です。

ただ、この機体はまだしばらく実験を重ねます。
低水平尾翼、双垂直尾翼もオプションとして用意しました。

この胴体交換は従来よりもグッとラクチンな構造としました。
(ちょっと、強度が心配だが。。。)
ササっと交換出来て、組立再現性も高い方式です。



そして、もう一つ。
主翼自体も試作段階のものです。
外翼の上反角を少し抑えて、キャンバーを付けました。
発航から返り動作については低尾翼に期待して、主翼はより大きな揚力を期待してみました。



2018年12月15日土曜日

ホントに久しぶりの単垂直尾翼

胴体を細くした試作の際に、単垂直尾翼も試してみることにしました。

下の画像は、単垂直尾翼機に変更したものです。単垂直尾翼はホントに久しぶりです。
この機体、予定では可児の空を飛ぶ予定だったのだけど。。。。
ちょっと、会社の用事で離れられず。。。

いままで、ずっとこのような双垂直尾翼だったのです。ほとんど単垂直を試したことがありませんでした。
総合性能的には双垂直尾翼の方が有利と言われることが多いですが、本当のところはワタクシには良く分かりません。

今回、実は単垂直に変更するという目的ではなく、水平尾翼位置を主翼に比較して高低差を大きくした実験をしてみたいと思い、胴体の下側に水平尾翼を接着することにした結果、双垂直から、単垂直に変更したのです。



さて、効果は。。。
主翼と水平尾翼の高低差により少しバランスを崩しやすくなった感じがします。微妙な表現ですが、発航後の返り動作の際、中途半端な姿勢から返り動作が遅れて高度を落とす事象に関しては、返り動作の開始タイミングが早まったことで、効果が表れたような気がします。


滑空の方はどうかというと、強い風のために良く分かりませんでしたが、
なんとなく、姿勢を崩した時のリカバリが早そうな感じ。


と言っていると。。。
風に流されてどんどん遠くへ。あっという間に見失いました。
チョッと目が悪くなったかな? 青空に溶け込んで消えたのではなく、単に見失ったのです。30分程歩き回って探したが、発見できず。。。
もうちょっと評価をしたかったのに残念でたまりません。


明日は今日よりも風が弱そうなので、帰宅後、作りかけていたもう一つの試作胴体を一気に作り上げました。


でも、主翼は全く製作が間に合わないので、随分前に作った機体の主翼を取り付けました。シャボン玉カラーリングです。
まだ、完成していません。これから重心合わせです。


水平尾翼は、ラッカー塗りたて生乾き状態。
何とか今日中には完成状態まで持っていって、早朝フライトに間に合わせよう。















2018年12月2日日曜日

可児カップに向けた試作

来週の可児カップに向け、少しでも機体の性能向上を図るために試作機体を製作中です。



二つの目的のために、胴体(特に後部)を細くする改造をしています。
目的1. 軽量化
目的2. 主翼と尾翼の高低差拡大(返りの性能向上)


この細い胴体は、胴体付け根部では3重構造になっておりますが、従来型の胴体と比較すると、若干軽量化が出来ました。
ただ、縦方向剛性が減ってしまったのですが、実質的に影響があるのかどうか確認して行きたいです。



今回、製作したのは胴体だけで、主翼と尾翼は他の機体から転用してきています。



従来機では前から後ろまで、ハイウイングパイロンの部分を貫通する穴がありましたが、胴体を細くする設計の結果、いろいろな因果関係からこの穴は封止することになりました。ハンドランチ時の抵抗になるのではないかと少し心配しています。


今から試作じゃ来週の可児カップには間に合わないですね。テストフライトも5投ぐらいしかできていません。
可児カップにはどんな機体で参加しようかな?