2015年11月29日日曜日

初冬のフライト

早朝の気温は日に日に下がっていきます。

キーンと冷えた空気が沁みますね。
まだまだ、冬はこれからなのに。。。。


今日の一機目なコレ。カタパルト機のARTEMISです。
盛夏以来、久し振りの出動です。


比較的大雑把に保管していましたが、無調整できれいに滑空してくれました。
まだ、日が昇ってわずかな時間しかたっていないので、機体全体がオレンジ色になっています。



ジュラルミンの竿がキーンと冷えていて、握った手から体温が奪われます。




そして、2機目。
今日の主役の実験ミッション機と比較するためのベースとした機体です。



高さもまずまず、滑空もまずまず。





そして、今日の本番。
プチ削ぎ上げのアンダーキャンバーは吉と出るか。。。。?



発航時の獲得高度は。。。
初速さえ出せれば(人差し指にピシっと来るようなリリースが出来れば)、獲得高度を稼ぐことが出来そうです。

とにかく初速勝負。初速が出ていないと、大して効果は感じられないようです。


そして、滑空は。。。
前回の新型翼機は明らかに滑空性能が落ちましたが、この機体は特に性能が下がった感じはしなかったです。

つまり、ビシッとハンドランチが決まれば、いつもよりも高い高度から滑空を始め、滞空時間も少し伸びた感じがします。ビシッと決まるかどうかは、私の集中力にかかっているかもしれませんが、機体はポテンシャルを上げたような気がします。

なんとなく実験ミッションは成功した感じ。
プチアンダーキャンバー機をもう一機作ってみよう。


2015年11月28日土曜日

従来型の翼型に戻しちゃいました。


結局、従来型の翼型に戻しちゃいました。

FC77 Type D WINDOM として機体製作完了です。



ただ、この機体、今までと全く同じというわけではなく、ちょっとした実験ミッションを背負っています。



それが、ココです。

アンダーキャンバー形状です。
やっぱりココをいっじってしまいました。
新翼型機のように積極的な削ぎ上げは作りませんでしたが、前縁部の下面を少し湾曲させて膨らませ、プチ削ぎ上げ形状にしてみました。



わかります?
微妙な曲線。

前縁側から見るとこんな感じ。ちょっと柔らかい曲線でしょ。


このアンダーキャンバーは前回の削ぎ上げ翼と比較してもかなり小さいです。でも、その分高度にも滑空にも好影響が出そうな気配。。。

この実験ミッション、楽しみです。








2015年11月15日日曜日

雨上がりフライト

雨は午前中に止みました。

午後からは天候が回復するとの予報。風も弱そうなので、昼ご飯を早めに食べて、田んぼに出掛けました。

今日は、例のアンダーキャンバー機の性能確認をします。そのために、何とかもう少し翼厚が薄い主翼を作ってきました。


まずは肩慣らしに従来翼のAOZORAさんです。
ふんわりふわふわ。
良い感じで雨上がりの青空に舞ってくれてます。




肩の準備が出来たので、アンダーキャンバー機の性能確認です。




キャンバーが薄くなったので、尾翼を少しアップトリムにしないと、上手く上昇しませんでした。
ということは、滑空は。。。

石山さんが合わせて飛ばしてくれたので、滑空性能を比較してみると。。。。
石山機は悠々と飛行をしますが、少しずつ私の機体は高度を下げてきます。明らかに従来機よりも滑空性能が下がっているようです。



それでも、サーマルに乗ると、ふんわりフワフワ。
風が弱かったこと、田んぼが広かったことが幸いしました。

213.16秒飛んで、回収できました。



ここまでの、アンダーキャンバー機の考察です。
(結論を出すのはまだ早いかもしれませんが。。。。)


上昇は相対的にスムーズな感じがします。十分な速度を残して返るため、高度を落としにくい感じがします。ただし、最高到達高度に関しては、平均的にはあまり変わらない感じ。
もちろん、ベストショットが出来た場合は、結構高い高度まで到達するようです。ただ、ベストショットは早々実現できません。発航時の初速が相当早くないとこの主翼の長所が現れてくれないようです。

滑空に関しては、従来機よりも明らかに劣っているようです。抵抗が大きいのか揚力が少し下がったのか定かではありませんが、沈下率が大きくなりました。(上面側のキャンバーをもう少し大きくすれば、滑空は少し改善するかも。。。)
この機体の滑空速度では、アンダーキャンバーの効果は小さいのかな?

そんな訳で、今の私の投げと滑空では、その性能を十分に発揮することが出来ませんでした。ということで、元にもどすかな?

もちろん、断念したわけではなく、もうちょっと私にあったアンダーキャンバーを考え続けます。時間がかかりそうなので、それまでは従来型の翼型で他の部分の性能向上を図ってみます。








2015年11月7日土曜日

新翼型に挑戦!

西潟さんの機体を見せてもらって、アンダーキャンバーを工夫してみました。
前縁削ぎ上げ翼の採用です。

目的は勿論!
発航時の抵抗低減による高度獲得です。

その一号機がようやく完成しました。


はっきり言って、翼端部(外翼との接続部)がやたら面倒くさかったです。
結局、現合貼り合わせになっちゃいました。(図面を直しながらの作業でした。)






その主翼断面がこれ。スパーはとりあえずボックス構造にしました。

ただ、出来上がってみると、図面を書いていた段階のイメージと随分違います。

分厚い!

でも、これはこれで大きな変化があっていいかも。




完成品を眺めてみると、下面のふくらみが全く以前とは異なる飛び方を期待させてくれます。

というのはお世辞に近く、翼厚が従来機に比較して2倍くらいのイメージで、なんだか抵抗ばっかり増やしたような気がします。あんまり飛ぶ感じがしない。



機体質量は随分増えてしまいました。スパーをボックス形状にしたことが大きく影響したようです。主翼のバンザイ剛性は大幅向上したのですが、この質量増大はやっぱり痛い。。。






とりあえず飛ばしてみたくて、やって来ました。
早朝の田んぼに。



こうして見ると、やっぱりゴツイ感じがしますね。
濡れた主翼の水滴をティッシュで拭う時、主翼の厚みが「オレ様」感をアピールしています。








結果。。。。

一応、飛んだということを示す画像です。




飛ぶことは飛んだのですが、総合性能としてどうかな?

この翼型を採用したら、獲得高度5メートルアップの妄想があったのですが、あんまり変わらないかな?
ただ、返りのタイミングでも結構速度が残っているので、もう少し大きなループに出来るかもしれません。

そして滑空は。。。
なにせ機体が重いもんで。。。。

抵抗が大きいのかどうかわかりませんが、沈下率が少し大きい感じがします。このままでは、新型翼のメリットが感じられないですね。

ただ、一緒に飛ばしていた石山さんには、
「上りがシャープになったように見える。」
と言ってもらえました。

自分ではあまり感じられないのですが。。。

もしそうだとしたら、もう少し試してみる価値がありそうです。
次はもう少し翼厚を薄くしてみよう。

(作るの面倒くさいけど。。。)



2015年11月3日火曜日

出勤前の朝練フライト


今日は祝日。
休日出勤前の早朝フライトです。

ちょっと早すぎたかな。ここのところドンドン日の出が遅くなって来たような気がします。



田んぼは朝もやに覆われています。
煙突の煙が、絶好の紙飛行機コンディションであることを教えてくれます。




AOZORAさんは、今日も元気に飛んでくれています。
真っ青な空を背景に飛ぶ紙飛行機にはウットリしますね。



お散歩していたおばちゃんにも、
「いい趣味ですね。」
と言ってもらえました。

ホントにいい趣味だと思います。(テクテク歩いて健康的だし。。。)





風がほとんどないので、頭の上を旋回してくれます。
なので、結構近距離で撮影できます。

風があるとあっという間に小さくなっちゃいますからね。




そして、ケンラン機。

この子はちょっと癖がありますが、上手く調整できると良い感じでフライトしてくれます。
(おかしいな。前に飛ばした時はこんな癖なかったんだけど。。。)


この天気。
この場所。
このフライト。
止められませんな。

時間が経つのを忘れて、無我夢中。
(無我夢中なオヤジはカッコ悪いかな?)



あっ、やばい。
会社に遅れる!

会議に間に合うかな?
まっ、会議のひとつやふたつ、いいか!

確実に遅刻です。





2015年11月1日日曜日

ふたたび田んぼへ

約半年ぶりに戸田の田んぼにやって来ました。私のお気に入りの第4飛行場です。

稲刈りも終わっていて、広大なエリアで飛ばすことができます。
今日も風が強かったのですが、この広さがあれば、テクテク歩いて回収できます。



今日、実はAOZORAさんの機体の強度不足を実証しようと思って、やってきたのです。

AOZORAさんをイジメちゃえ! 大作戦!

思いっきり投げれば、絶対に主翼の強度が持たずに座屈してしまうはず。ついでに、朝露が付いた機体がどうなるか確認します。

肩が温まるまでは、8割パワーで滑空性能を見てみます。
機首に少し錘を足さないといけませんでしたが、滑空はまずまずです。でも風があるので、あっという間に風下に流れてしまい、ほとんど写真が撮れませんでした。




機体を取に行くまで結構時間がかかるので、その間機体には朝露がまとわりついています。

意外と朝露には強いかもしれません。ケンランだったらすぐにエッジから吸湿し始めているのですが、AOZORAは意外と耐えています。


そして、肩が温まったところで、フルランチ。


「それっ!」
「そりゃっ!」

主翼のしなりは感じられるものの、意外と大丈夫。強度が足りなかったという結論をブログに書きたかったのですが、AOZORAさんも頑張っています。

くそぉ~。
こんなシナリオじゃなかったのに。。。
もっと、もっとフルパワーで。。。



「どりゃぁ~あっ!」


AOZORAさんは耐えています。

負けた。。。。



テストの結果、私にとってAOZORAケントは合格です(色以外は)。


この紙、結構気に入った!