2015年8月22日土曜日

オヤジの盆休みの宿題

前回挑戦した、無段上反角翼。
結局、効果を確認する前にロストしてしまいましたが、なぜそれを狙ったのか整理しました。


従来機の主翼形状はこんな感じになっています。
外翼は翼端側に近づくにつれ、コードが短くなるので、キャンバーも薄くなります。


設計を変えた訳ではないのですが、外翼部の抵抗を減らすために、最近の機体は下の図のようにキャンバーを薄くするように調整しています。
でも、どうしても残る継ぎ合わせ部の角が気に入らないのです。ここで誘導抵抗が発生しそう。



そういう背景から、下の図のように角をとるために緩やかに曲げた外翼を試してみたということなのです。でも、製作時に内翼上面側にシワが発生してしまうのです。曲げ方を工夫すれば改善するとは思うのですが、左右対称な上反角設定など、製作が結構面倒くさいのが難点。



もうちょっと、簡単で確実な方法はないかな?
そんな発想から、以下の接合方式を考えました。
結果的には、特に新しい形状ではなく、多くのベテランパイロットが採用している方式です。
(ちぇっ、つまんねーの。。。)
でも、私は初挑戦なのです。

そこで、オヤジの盆休みの宿題を設定しました。
盆休み中にこの主翼を試作してみよう!



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


やっぱり、予想通り、盆休みという期限には間に合あいませんでした。それでも1週間遅れで宿題を終えました。


FCX12
試作機です。





試作機なので、カラーリングには気を使っていませんが、シンプルで良いかも。
今回は主翼だけでなく、1機全体を作りました。




内翼と外翼の接合部はこんな感じです。
ココの形状を決める際、外翼に「捩り下げ」相当の迎え角設定を付けようと思い、ヨー軸周りに少し回転させた平面で外翼を構成しました。
具体的には内翼の後縁側を前縁に比較して短くした切り口になっています。




でも、少しやりすぎたかもしれません。
内翼を基準にして前縁から見てみると、外翼は結構下を向いています。迎え角不足かもしれません。

失敗したかな?
なんだか、飛ばないような気がしてきた。。。


明日飛ばしてみたいんだけど。。。

でも、明日は台風接近の影響で雨と風の予報なんですよね。
私の誕生日であったりもする。。。





2015年8月19日水曜日

遅咲きのひまわり

ひまわりカラーリングの3号機です。

やっと完成しました。
ちょっと、遅咲きですね。



1号機、2号機はWINDOM B型だったのですが、3号機は C型です。



C型が良かったのかどうか、まだ良く分析できていませんが、作ってしまったというのが実状です。









2015年8月15日土曜日

ビックリフライト

今朝も、未明に雨が降ったようです。
でも、草地は昨日ほどひどい状態ではありませんでした。


日差しが出てくると、途端に汗だくです。水分補給は重要ですね。一本は凍らせています。

今日飛ばしたのは、この3機です。



最初は、このARTEMIS.
ゴムカタパルトでキューンと上げます。
昨日の穴掘り感覚からの離脱です。
そして、この機体で遊びながら、草地の乾燥を待ちます。


次に飛ばしたのが、この機体。 WINDOM 7号機です。

草むらロストを気にしていたカラーリングでしたが、未だにキャリングケースの中に格納されています。
そうなんです。ロストしないんです。

隣の少年野球場に舞い込んでも、優しいおばさん(選手のお母さん)が、着地先を見極めてくれていて、チェンジの合間に回収出来たり。

旋回せずに、強烈なピッチングが発生して、一目散に相模川に飛び出しそうになっても、直前のピッチングで、公園の柵に引っ掛かったり。

強運な機体です。


今日もこのとおり。
奥の松の木に消えたので、この色だったら発見できないだろうと思いつつ、松の木の下に近づいてみると。。。
主翼下面の真っ白な部分が目立って、一発で発見できました。
ロストしないのです。

この強運な機体で、肩慣らしをして、昨日の悪夢から離脱します。



そして、いよいよ機首部を新造したパステルカラー機体。
この頃には草むらの水滴も随分乾燥してきました。



重心とトリム調整を完了したら。。。ほら、このとおり。

良く飛んでくれました。良かったよかった。



やはり、内翼を拡大した機体は、少し上昇時に抵抗があるように感じます。でも夏のサーマルでプカプカ浮いてくれます。




計画的に機体を準備しながら飛ばしたこともあって、今日はとっても満足のいくフライトを楽しめました。



全機を主翼と胴体に分割してキャリングケースに格納しました。
ここで、止めときゃ良かったのかもしれませんが、無段上反角の試作機(胴体はパステルカラー1号機のものを借りている)もトライしてみたくなりました。こちらも昨日急いで胴体を交換してきたのです。

さすが無段上反角。
発航時、スーッと伸びていく感じです。でもそのままスーッと返ってきてしまいます。エレベータを調整するのですが、なかなか決まらない。

日差しも強くなり、汗が止まりません。首に巻いたタオルも絞れちゃうぐらい。。。
思いっきりドカーンと飛ばして伸びのある滑空をさせたら終わりにしようと思うのですが、なかなか終われません。
でも少しずつ調整は決まりだした感じはします。
借りている胴体で調整しているので、本機の調整は狂ってしまいましたが。。。


体力的にもかなりバテテきたので、これからの一投に本日最後の念を入れることにしました。
題して、「こんちくしょう大作戦」。
身体の中、心の中にある鬱憤、不満、ストレス、怨念を腰から背筋、腕、そして肘を通して、指一本から瞬間的に放出します。

こんちく~、「ショウッ!!」

肘がミシッといった感じを残しして、機体はギューンと上昇しました。

右に流れることなくほぼ真っ直ぐ上昇します。この上昇中に気が付きました。ビックリするようなビッグサーマルが、「こんちくしょう大作戦」をサポートしてくれたのです。
機体が返った頃には、カタパルトで思いっきり打ち上げた場合と同じような高度まで上がっていました。

目の前、頭上にあったビッグなサーマルの中に投げ込んだみたいです。
結構高い位置なのですが、風がほとんどないので、ほぼ頭上でサークリングしています。しかし微風に押し出されて少しずつサークリングの中心は西にずれていきます。このままでは公園の隣の川(相模川)の上空に入ります。

そこで、サーマルがパワーアップしました。機体の高度はどんどん上昇していきます。

デジカメを片付けてしまった後なので、スマホで追いかけてみました。
下の画像で中央上端部分です。


高度はどんどん高くなります。
上空にはどんな風が吹いているのだろう?


風向きが変わったのか、少し戻ってきた感じがします。
でも、それは短時間でした。再び西に向かって動きだしました。

下の画像は、スマホで最大拡大です。スマホの場合は、光学望遠ではなく、デジタルズームなので、画素が荒くなるだけみたい。クリアな画像ではないです。


手元のストップウォッチで、5分53秒59。
ついに視界からロストしました。

無段上反角。
結局、どうだったんだろう。。。?



2015年8月14日金曜日

地球に穴を開けています。

夜のうちに大雨が降ったようです。公園はビショビショで草地もぬかるんでいました。

そんな状況でもひたすら練習です。今日はパステルカラー2号機の初フライト&調整の為にやって来ました。

どんより雲の下、飛ばすのですが、すぐに汗びっしょりになります。機体も着地(着水)のたびに水をかぶってしまい、あっという間にワックス効果は失せてしまいました。

そのせいか、どうも返りが上手く決まりません。
正確に言うと、きれいにターンしてくれないのです。パステルカラー1号機と交替で飛ばして、待機している際に機体を乾かしているのですが。。。。

テンプラばっかり。そして地球にに穴を開けています。

相当多くの穴を開けたところで、パステルカラー1号機の胴体は耐えられずに破損。ほぼ垂直落下だったのですが、胴体もかなり水分を吸って柔らかくなったところでの突撃だったので、内部補強がなくなった部分でグシャッと大きな破損になりました。



2号機も同様に地面に穴を開け続けます。なんでだろ?
投げ方が悪いんだろうけど。

水平尾翼後縁をかなり強いアップトリムにしても上がりが今一つ。うまく右に流れてくれれば低い高度ですが、滑空に入るのですが。。。

地球にも相当なダメージを与えました。でも、機体の方も少しずつ機首にダメージを受けています。

そして、ついに。。。
やってしまいました。。。地球に負けました。

機首が大破です。


ここまでの大破は初めての経験です。
機首も相当水分を吸っていたみたいで、いたるところが柔らかくなっていました。主翼は大きな損傷がなかったのですが、機首部は修理は不可能なので、作り変える必要があります。


とぼとぼと家に帰宅。
機首部分って作るのが結構面倒くさいんですよね。。。

家に帰ってみると。。。
作りかけの次号機向けの機種部分がありました。色もほぼ同じです。急遽こちらに回して、復旧を図ります。







2015年8月11日火曜日

パステルカラーリングの2号機

WINDOMの C型2号機です。やっと完成しました。




2機目も、パステルカラーリングです。



この機体で、1号機の飛び方との同一性を確認してみたいと思います。
返りの特性はどうかな?
浮きはどうかな?




主翼断面形状です。
桁は、ケンラン225kgを4枚重ね合わせています。また、発航時の主翼座屈防止のため、内側にダブラを貼っています。


2015年8月9日日曜日

フライト仲間の趣味

ここ、寒川飛行場には多くのフライト仲間がいたのですが、最近はパッタリ。

さみしい限りです。


そんな中、約1年ぶりに再開してくれた方がいらっしゃいます。

今日はこの方の機体を紹介。

バルサを主とした大型カタパルト機です。
シューンという音を残して、高高度に入ります。



約1年間、車の中に入れっぱなしとのことでしたが、10分間ほどの調整で、以前のとおりに復活です。さすがですね。車の中の温度環境でもちゃんと保管できるんだ。。。

沈下率がとても小さな機体です。





その方から、最近の趣味を見せてもらいました。

。。。。。。。。。。。。。。


それが、これ!

すべて、公園近傍の竹藪から採ってきた素材で作ったクワガタムシとカミキリムシです。




凄くないですか!?
この緻密さに、私は感動してしまいました!

この足とか触覚の部分、継ぎ足しではなくて、小さな竹の枝を探し回ってこの形のものを見つけるんですって。(クワガタのアゴはさすがに削りだしですが。)

素材の色がまた、とてもいい味を出しています。

これだけ器用な方が飛行機を作るんですから、飛ばないはずがない!








2015年8月6日木曜日

無段上反角。。。 その後。。。

めんどくさいと思いながらも、もう一方の翼(左翼)を作ってみました。
最初の翼(右翼)よりは、少し上手にできました。それでも一部に折れ筋が入っちゃう。。。。
主翼の曲げRの部分は試験管(φ20)を使いました。曲げが軸にそって正確に形づけられるかどうかが課題であったため、試験管が透明であることがミソでした。




せっかく作ったので、結合して、一つの主翼にしてみました。
奥が従来型の2段上反角翼。手前側が無段上反角翼。



遠くから見ている分には、なんだか格好いいかも!

近くから見ると、アラがいっぱい見えてきます。



他の機体の胴体に乗せてみました。
なんだか格好良くないですか?



調子にのって、前からのショット。
なんだか、良く飛びそう!
妄想が広がります!

あくまで遠目で見た感想です。
近くで見ると、シワと折れ目があります。


下の画像は最新のC型機体です。




はっきり言って、面倒くさかったです。色々注意しないといけないことが多くて。。。。
性能差がはっきり見えてこないと、このまま試作で終わっちゃうかな。。。

専用の胴体を作る気力がないので、この機体の胴体を借りて飛ばしてみよう。


2015年8月2日日曜日

空飛ぶ ひまわり

今は夏休みだというのにほとんど毎日会社。それも深夜まで。

昨日は一度家に帰ってシャワーを浴びる時間も確保できなかったので、公園で着替えです。すっぽんぽんになってしまいました。
誰にも見られなくてよかった。朝10時の会議には間に合ったのですが、その日の帰宅は午前様。


それでも負けずに今日も朝5:30から紙飛行機練習です。今日が連休最後の日なので。
(ねむーい。。。)

ここのところ、朝は風がほとんどなくて、とてもよいコンディションです。
汗ダラダラになる以外は。。。


FC77B WINDOM  ひまわりカラーリング機体です。

この機体、最近ではめずらしくとっても素直な機体で、きれいに上がってくれます。返りも短時間でクルッとターン。

ここのところ、クセ者が多かったので、素直な機体が気に入っちゃいました。


風がほとんどないので、機体調整には持って来いの条件です。少しピッチングぎみだったので、水平尾翼を気持ちダウントリムに設定したうえで、機種に少し錘を積みました。


上手く設定が決まると、とてもゆったり飛行してくれます。



せっかくのひまわりカラーリングなのですが、フライト中はほとんどひまわりが見えないんですよね。真下から見上げると、強い太陽光で機体のカラーリングが透けて見えます。
ちゃんと「空飛ぶひまわり」してる。

でも、上を見上げていると、汗が目の中に入ってきます。イテテッ!







そして、こちらが抜群のポテンシャルを持つ、石山さんの機体です。
いつ見ても、何回見ても良く伸びる機体です。まったく無駄の見当たらないスリムでスマートな形状です。

ほれぼれしちゃう。
こんな性能が欲しくて、チョビチョビと改善を続けています。


果たして改善になっているのかどうか、良く分かりませんが。

煩悩と妄想をエサにして、改善は永遠に続きます。  かな?

う~ん。 会社か。。。。