2017年12月30日土曜日

フライト納め

いよいよ2017年もおしまいです。

いつもの田んぼでフライト納めです。
ここのところの週末は風も弱く、絶好の調整日和です。


風が弱いと機体の癖が良く分かります。
なので、調整してみると効果があるのかないのか比較的分かりやすいので、実験にも向いていますね。



発航時のバンク角と機体のロール特性を上手く合わせられると、結構高い高度まで上がって綺麗に返ってくれます。
そんなことは狙ってできるわけではないですが。。。


今年も楽しく飛ばすことができました。
また、多くの紙飛行機パイロット達とお話しできたことがとてもワタクシの励みにもなりました。

これだけやっても、まだまだ改善点があります。


来年は、強風対策を考えたいですね。
強風時のリスクを最小化するコツをつかみたいですね。


それでは皆さん、良いお年を。。。
来年も紙飛行機は続けまっせ!
(仕事が許してくれる範囲で。。。)






2017年12月24日日曜日

冬の空に紙飛行機

風がほとんどない、晴天の紙飛行機日和。
今年最後の製作機体を冬の空に飛ばしました。


例のウエイトポッド型2号機ですが、このポッドを少しずらして重心調整ができます。
上の画像は後方に2ミリずらしたところ。
画像を拡大してみました。わかりやすいかと思います。スポンジとの隙間ができています。この位置だと、重心は0.7mmぐらい後ろに設定された状態です。

最初の設定時は、こんな感じで、スポンジとの隙間がないのがノミナルです。





重心を少し後ろに設定すると、滑空速度が落ちて、ゆったりと飛行します。
やりすぎは、滑空比を落としてしまいますが。。。


いや、とっても気持ちい日です。
ストレスも飛んで行っちゃえっ!





これ、なんだかわかる?

ちょと前の紙飛行機ネタです。

これ、なんだかわかりますか?
船みたいな形。

このなかには、錘が入ります。

こんな感じ。

接着剤を少しずつ垂らして、正確に質量を合わせこみます。



これを機首下部に外付けします。
機体の中に格納されている錘は、あらかじめこの質量分だけ抜いておきます。

着脱式のウエイトポッドです。
普段は、このまま飛ばすのですが、風が強いとき、あるいはサーマルが良く出そうなときは、もう一つの落下式のウエイトポッドに交換して、デサマにします。

動作させた画像がないのですが、
結構しっかりと効きます。今までのエアブレーキ式よりも確実に降りてきます。

でも、ガクッと重心がずれた後の飛び方は、結構みっともないですね。
ガクンガクン、ブランブラン、フラリフラリ、、、ドテッ!

それ以上に感じたのは、外付けのウエイトポッドにしたことで、重心が低くなりました。その効果なのかどうかわからないのですが、返りの安定性が上がりました。お試しで2機目も作ってみたのですが、やはり返りの安定性は向上した感じがします。



3兄弟

なんとなく、
年末になるとまとめ印刷をするようになりました。

今年も3兄弟のシリーズカラーリングです。


タータンチェック3兄弟にしました。

年末年始の細切れの時間を使って、チョビチョビ作っていきます。
(まとめて切るのは結構面倒くさいし、飽きちゃいますね。)


2017年12月17日日曜日

ウレタン塗料を買ってみたのですが。。。

気になっていたウレタン塗料。
Amazonで購入してしみました。

胴体がポキポキ折れるので、ウレタンコーティングしてみようと思います。


買ってから知ったのですが、一液式ウレタンには既に硬化剤が入っていて、空気や湿度に反応して効果するそうです。なので、購入してから1~3ヵ月しか使えないようです。

え?
それは短い。。。
それも、開封後じゃなくて、購入後。。。

でも、最初はお試しとして、後部胴体2本と尾翼に塗布してみました。

結果。。。
くっさーっ! クサイ! 臭い!

我が家では無理そう。。。
溶剤の刺激臭が室内中に充満して、家族から大ヒンシュク。

おまけに、直ぐに蓋を閉めないといけないので、アタフタあたふたしてしまい、手には付くは、塗布ムラは出るはで大騒ぎ。。。

本当は重ね塗りしたいのだけど、躊躇していまいます。

外でやるかな。。。
意外と厄介な塗料ですね。



2017年11月15日水曜日

紙飛行機用新型デサマ

少し遅れていますが、先週の日曜日の投稿です。

先週の二宮杯の反省会にかかわる投稿は、

で、どうする?

で終わっていました。

一週間考えました。
まずは強風でも練習をしよう、というのがこの時の答えです。
運よく(運悪く)、この週末も非常に風が強い予報でした。
第一歩を踏み出すにはちょうど良いチャンスです。

ただ、問題は。。。
飛ばすたびに回収に行くのが大変。下手したらロストしてしまう。
そう考えると、強風時の練習はモチベーションが上がりません。


そこで、出した答えがコレ。
強風用デサマ。
このタイプのデサマとしては4号機です。



それまで使っていたデサマ3号機は、下側です。
3号機までは、錘落下方式というよりは、エアブレーキでした。
ただ、強風ではこのエアブレーキでは足りないため、錘落下方式の効果を加えたものが、
この4号機です。
尾翼側までアームが伸びているので、大型になりましたが、動作後の重心位置はかなり後ろ側に移動するので、エアブレーキ効果と合わせて、スルスルと降りてくるはずです。強風時にはもってこいという発想です。

早速、日曜日の早朝に「田んぼ」に出かけました。

二宮杯で検査済の機体にこのデサマを装着しました。

こんな感じで取り付いています。

今日はとても天気は良いのですが、風はとても強いです。あの決勝のときと同じぐらい。


この草のなびき方を見ると風の強さが分かりますかね?
とても飛ばす気にはならない状態です。


それでも、今日の目的は強風対策の研究。
の前の、強風用デサマの効果実験。

肝心の画像はない(あっという間に機体が流されてしまい、カメラで追いかけることができません)のが残念ですが、結果として思惑通りの動作と機体の挙動(高度低下)でした。
今回は錘落下効果もあって、動作とともにガクンと軽く機首を上げます。全体が棒状になっているので、飛行中にブラブラせず、金魚のフンみたいに機体後部から垂れ下がった飛び方です。ですので、あまり強いピッチングにはならずにズルズルと高度を落としてくる感じでした。
これで、強風でもあまり遠くに行かずに済みます。

追加)
昨日、会社で体力測定をやってきました。
瞬発力はよかったのですが、持久力がダメダメ。もっと歩いたりジョギングした方がよいですよ。と指導されました。
ということは、デサマで楽するんじゃなくて、しっかり歩いて取りに行けということかな?











2017年11月12日日曜日

結果は残念。それでも全国大会は楽しい!

あれから、早くも1週間経ってしまいました。

仙台の陸上自衛隊霞目駐屯地で開催された第23回全日本紙飛行機選手権大会決勝の記録です。
今回、結果はダメダメでしたが、とても楽しい遠征でした。
まずは、概要をざっと流します。
その後で、第二部として、真面目な反省会。

【行程概要】
まずは、当日の出発。
今回は、うちの奥さんと二人で出かけました。奥さんの方は、杜の都仙台の観光です。
キャリングケース2個に、自由機を7機、R-590を4機格納しています。
備忘録:このサイズだと新幹線の座席の足元に置くのは難しい。前の席の人が背もたれを倒したら、自分の足が潰れる。

自宅を始発で出発して、7:16発の東北新幹線に乗ります。


車内で朝食。
こういうのって、とっても美味しいんですよね。
普段だったら、朝からこんなに食べないのに。。。


9時半頃には目的地である、霞目飛行場に到着しました。だだっ広いですね。
でも、すごい風が吹き荒れていました。遮るものもないので、ずっと吹きさらしの中の競技になります。



もう、テントは設営されていました。


会場内に設営された選手村に陣を敷きます。

陣を敷きました。

さすが駐屯地での開催。
勝手にウロウロしないように、自衛隊員の方々の監視のもと、競技をします。
隊員の方は総勢40名程度とのこと。手当はなし、だって。


一番小高い所に、監視指揮所が設けられていました。
ここから、各隊員に指示が出ています。
「〇〇方向に紙飛行機が流れて行っています。柵の外に出ないようにしながら飛行機を取りに行ってあげてください。」ってな感じでトランシーバから指示が流れてきていました。

 ここは、ヘリコプターの飛行場。東日本大震災の時もこの飛行場から多くの支援のためにヘリが離発着したようです。
今日も、ヘリが飛行します。ヘリの離発着の時は、一時的に紙飛行機禁止になります。


隊員さんと雑談させてもらいました。
後ろのパジェロベースの車両について、いろいろ説明してもらいました。
良く考えられて作られているようです。
なるほど、なるほど。。。

実はこの時には既に、自由機の決勝は終わっており、がっかりしていたのですが、それはまた後で。とりあえず、1日目を終えて、奥さんと合流して美味しいものを食べに行きます。

仙台駅は、なかなかの大きさです。


仙台といえば牛タン。
飛行場からホテルまでのタクシーの運ちゃんに教えてもらったお店に行きました。

やっぱり、サクッという歯ごたえがあって、美味しいね。
タンを予めタレにつけて仕込んでおくそうなんだけど、このタレがお店ごとの秘伝なんだって。

この、ネギポン酢で食べた牛タンは最高!
ワサビを載せて食べます。
サクッ!
ツーン!
ジュワー!
ほわーん!
分かります? おいしさを擬音語と擬態語で表現してみました。


ここから、2日目。
実は2日目に開会式なんですね。私が最も力を入れていた種目は既に終わってしまっていますが。。。


さすが、駐屯地。
自衛隊幹部からもご挨拶頂きました。
この、霞目飛行場の生い立ち、歴史を良く知ることができました。


各メディアには、必ず自衛隊員が監視に付きます。
撮影してはいけない方向があるようです。

競技開始なるも、風は強くなるばかり。
時折、雨も降ってきます。
天候は、曇りですが、時折青空が広がります。


今日も陸自ヘリが離発着します。
こんな大きな飛行場ですが、ヘリは自由に飛ぶのではなく、決まったルートがあるようです。そのルート上を低空で移動します。
曲がり角は、しっかり直角に曲がります。
さすが、きちっとしていますね。


ときどき、こんな感じで綺麗に晴れあがります。
ただ、セキュリティ上、決められた柵の中でしか飛ばせず、ひどい強風のためにほとんど練習をしている人はいません。
画像の遠くの方で、決勝競技をしていますが、強風のため、良く飛ぶ機体はこちらまで飛んできます。

あまりにも風が強いので、子供たちによる凧揚げ大会も始まってしまいました。凧の方が飛行機よりも良く飛んでいる。


参加者の〇山さんの格納庫。
すごくぎっしり上手に詰め込んであります。遠征は大変ですよね。
普段なかなかお会いできない方々とのお話ができるのも、全国大会の楽しみですよね。

ということで、競技はおしましい。
その帰り、またまた牛タンを食べました。
左が味噌タン、右が塩タン。

牛タンにはどこも麦飯が付いてきます。
麦飯である理由は、戦後の食糧難に遡るようです。

後日、仙台のスタッフの方から新聞に移ったワタクシの姿を送ってもらえました。
ありがとうございました。

こんなことなら、もう少しスタイリッシュな恰好をしておけばよかった。



【反省会】
第二部です。自由機ハンドランチ結果の反省会です。
ワタクシ的には、こちらが本番。

とにかく、強風に悩まされました。決勝本番まで練習は1投もしませんでした。ぶっつけ本番でした。
でも、他の競技者の方々もほぼ条件は同じ。チョッとした違いを言うと、中ぐらいのパワーで投げて、返りの感じだけをつかむことができるような投げ方をする人は少し練習になっていました。ワタクシの場合、中ぐらいのパワーで投げるとテンプラになってしまい、墜落させることが多いので、本番用の機体では怖くて出来ませんでした。シャドートレーニングばかり。なので、とても寒い中ではありましたが、肩はしっかり温まった状態で競技開始に臨むことができました。

強風は続きます。ただ、周囲に高い建物があるわけではないので、うまく上空で返せれば、それなりの滑空が期待できます。つまり確実に返せるかどうかが勝負を分けるような気がします。


そして1投目。
最近実施している小走り投法。全体の力が抜けて、良いリリースができるような感じがしています。そして、それを実践。
トコトコトコ、ステップ、ブワーン!
いい感じを人差し指に残して、機体はリリースされました。
が、
左に巻き込みながら宙返り気味の上昇。返った時点での高度は約10m。
失投でした。
リリース時の右バンク角がほとんど無かったような気がします。また、後から思うと、その時、風は正面よりもほんの少し右側から来ていたような気がします。
結果、15秒。
最近の練習では、ほとんど20秒を下回ったことがないのに、なんで本番で出しちゃうんだろう。がっかり。

2投目。
気持ちの切り替えが重要。
あと4投すべてMAXをだせば、十分勝機はある。
トコトコトコ、ステップ、ブワーン!
今度は上手くいきました。
ただ、サーマルに恵まれず、スルスルと降りてきてしまいました。
結果、30秒。
40秒は欲しかったのだが、まだチャンスは残っている。

3投目。
今のリリースの感じを忘れないように。
トコトコトコ、ステップ、ブワーン!
今度も上手くいきました。
が、頂点でかえらない。
飛行方向と機軸方向が合っていない状態でほぼ背面状態が続き、そのまま地上に突き刺さりました。
なんで?
なにがあったの?
突風に煽られたという感じではないのですが、上昇中の主翼下面にあたる風が機体の姿勢を変に崩した感じでバランスしてしまった感じです。
結果、5秒。
終わった。。。
おまけに、機体は大破。
この時点で、勝利の女神様はワタクシのところから去って行ってしまいました。
何が悪かったのか、イマイチわからない状態で残りの2投を行うのは気持ちの上でもキツイ。
ランチング自体は問題なかったので、頭の中がグルグル回りだしました。

4投目、5投目。
5投目でちょっとヒントが掴めました。3投目はバンク角と左ロール力が微妙に足りなかったような気がします。
4投目は機体を変えて、リリース時のバンク角をちょっとだけ大きくしてみた結果、素直に右に流れました。それでも、29秒。
もっと伸びてほしかったけど、大失敗じゃない。
そして5投目。
この時点ではすでに競技をやっていることを忘れてしまっている状態。そのかわり、自由な気分で飛ばすことができました。今まで競技中にラダーを調整することはワタクシの心の中で禁止していたのですが、この時はチョッとだけ、左旋回気味にいじってみました。
チョッとだけ。
この5投目が一番安心できた返り動作でした(高度はイマイチでしたが)。
結果、29秒。
左への巻き込み気味に上昇させたので、途中で姿勢不定になることもなく、定常滑空にスムーズに移行できた感じです。

総合結果は10位。
ダメダメでした。
まっ、こんなこともあるさ。

と、自分を慰めながらも、強風時のランチング方法を少し研究して行こうと心に誓った大会でした。とにかく大きな失敗をしない投げ方を身に着けたい。

で、どうする?