2019年12月31日火曜日

2019年飛ばし納め

一年が経つのも早いものです。
あっという間に大晦日。ハンドランチ飛行機の飛ばし納めです。

下の画像は、ハンドランチ練習用のバルサ機。ポップアップ動作を確実なものにするために、ラインのルーティングを見直しました。
動画は、また後程。。。


主翼を薄翼にした機体です。
上昇時の「ひと伸び」がチョッと嬉しい感じです。

でも、滑空性能は少し落ちた感じがしなくもない。。。
やっぱり、揚力が減っているのかな?
滑空速度も少し早い感じがします。

それでも、サーマルに乗るとフワフワ浮く感じは出ています。
高度重視で、サーマル狙いの機体かな?
でも、汎用性という観点では、どうなんでしょうか?
来年の飛ばし初めには、薄翼2号機が就航予定。もう少し飛ばし比べしてみます。


富士山とのツーショット。

皆様には、大変お世話になった一年間でした。
いろいろ紙飛行機談義をさせていただきながら、勉強になることも多々ありました。
だんだん、紙飛行機に充てる時間は減ってきていますが、頑張って時間を作って、精進を続けます。

最後におまけ。
バルサ機のデサマ動作テスト動画です。(全画面で見ないと、飛行機が小さすぎる。)


2019年12月26日木曜日

やっと完成! 初めてのバルサ機

思い立ってから約2か月。自身初めての主翼ポップアップ式バルサ機が完成しました。
今年の夏を中心に長期間ハンドランチフォームが崩れていたのですが、矯正しようと思って練習を重ねるも、朝露ですぐに機体が歪んでしまい、吸湿した胴体はすぐに折れてしまいます。そんなことから、しっかりした機体で練習をするために製作しました。

ですので、主要諸元はもちろん、グリップ部の寸法など紙飛行機と全く同じです。

バルサ機は製作時に大量の粉が出るので、過去に2機程度した作ったことがなく、ほとんど素人です。リビングでゴシゴシ削っていると、テレビが聞こえないと怒られ、周りが粉こな。。。家族中から非難を浴びながら作りました。

さらに、主翼ポップアップはワタクシにとって全くの初設計だったので、結構戸惑いました。グリップ時に邪魔にならないように。。。


動作試験ではどこにも干渉することなく、スムーズなポップアップ動作が出来、一人でニヤついています。ゴムは劣化の少ないシリコン製ヘアゴムを直列つなぎ。ポップアップヒンジはアルミリベットを使っています。


ポップアップのためのスプリングはクリップで作ろうと思ったのですが、弾性変形領域が狭いので、バネとしては使えないことが分かり、急遽モノタロウでステンレス鋼線を購入しました。たった3センチ程度しか使わないのに、最小単位が10m巻き。余ったものはどうしよう。。。

年末休暇になんとか間に合ったので、今から試験飛行させるのが楽しみです。

2019年12月14日土曜日

TKNさんの機体を飛ばしてみた。

今日も殆ど無風で絶好の紙飛行機日和。
明日は会社のゴルフコンペなので、今日のこの時間を大切に飛ばしましょう。

全日本紙飛行機選手権時に頂いた高根さんの機体で遊びました。



薄い翼厚の機体が私にとって新鮮です。
その特徴もあって、とても抜けが良い機体です。スーッと上がっていきます。

とても良い機体ですね。上昇時はワタクシの機体よりもスマートです。

雪を被った富士山とのツーショットです。


最近、高根さんは様々な翼型で実験されているようですが、この機体でも十分に高性能です。改良された機体はもっとすごいんだろうな?
改めて感動!
ワタクシも早く改良しないと。。。
年末年始、夢と妄想が広がります。

2019年12月8日日曜日

飛ばし比べ

薄翼の機体と(アンダーキャンバ改め)ロアキャンバを少しフラットにした機体で飛ばし比べしました。

下の画像は、薄翼機体。


旋回半径の調整が決まってくると、良い感じで滑空を始めました。
(まだ、日の出直後なので、画像の色合いが良くない)


肝心のハンドランチ時の獲得高度に関する特徴ですが、
4mm厚の薄翼であるが故、「抜ける感じ」は良好です。ただし、上空付近でスピードが急激に落ちるような特徴は、5mm厚の標準機体と同じです。




比較対象のロアキャンバを少しフラットにした機体。
相変わらず、ハンドランチ時の伸びは良好。特に上空でもうひと伸びある感じは、ちょっと嬉しいです。
でも、獲得高度は薄翼機体とほぼ同じぐらい。
どちらも標準機体よりもチョットだけ高いのですが、今日の2機ではあまり差がない。

平均的な滑空時間は、薄翼機体の方が2秒ぐらい長かったです。
ちょっと、想定と異なる結果になりました。
この結果、どのように分析すれば良いのだろう?

■発航から返りまで
【予想】薄翼機体の方が抵抗が小さいので、抜けは良いものの速度低下が大きいため、最後のひとの伸びができずに若干、フラット機体の方が獲得高度が高い。
【結果】薄翼機体の特性は予想どおりであったが、獲得高度には殆ど差がない。

■滑空速度・姿勢
【予想】薄翼機体とフラット機体で優位な差は無し。ただし薄翼機体の方が少し小刻みな姿勢変更を繰り返しながら飛行。
【結果】まったく予想どおり。この予想は機体の重量の差、慣性モーメントの差を根拠に想定したのですが、まさにその特性が出たものと思います。

■沈下速度
【予想】フラット機体の方が速度が速いが、伸びもあるので、結果的にあまり大きな差はなし。
【結果】薄翼機体の方も以外と伸びがあったので、ちょっとだけ薄翼機体の方が沈下速度が小さかった。

■総合性能(滑空時間)
【予想】フラット機体の方が平均滑空時間はちょっと長い。
【結果】薄翼機体の方が平均滑空時間がちょっと長い結果となった。

後でじっくり悩むことにします。



ともあれ、今日は殆ど無風の快晴。富士山も綺麗に見えています。
ですので、富士山とのツーショット狙い。
高圧線が邪魔だけど。。。



2019年12月7日土曜日

薄翼化

本日は天気が悪かったので、黙々と製作していました。



ちょっと思うところがあって、薄翼化に挑戦。
現在の標準機の翼厚は5mmですが、4mmに薄くしています。


さて、薄翼化の効果はどうでるかな?
思ったとおりの傾向がでれば、またレポートします。


2019年11月30日土曜日

フラットなアンダーキャンバー

本日2つ目の投稿です。

フラットなアンダーキャンバー機体、主翼を作り直して改めてテストフライトを行いました。結果レポートです。


主翼裏打ちはこんな感じ。下の標準機と比較すると下面裏打ちがかなり後縁まで伸ばしています。そのおかげで主翼だけで2グラム弱も重くなってしまいました。
 これは今までの標準機。


発航時の伸びは期待どおり。
前回の主翼は「ぬーっ」という感じで伸びていきましたが、今回作り直した主翼は「すいーん」という感じで伸びる感じ。
返りの時点まで速度を残しています。もう少しダウンを入れても良いかも。

滑空時の伸びも良い感じがします。しっかり揚力が出ているような感じ。
かなり、自己満足的な表現ですが。。。

ただし、やはり滑空速度は早いので、従来の翼型の機体ほどふわふわ感はありません。
少し風が出てきたので、大きな画像を撮ろうと思っても、どんどん風下に流されてしまいます。

テストフライトの結果としては、
アンダーキャンバーを少しフラット気味にしたことで、発航時、滑空時ともに伸びが出るように感じます。
頭の中で事前に描いていた想像よりは半分ぐらいの効果ですが。

あとは、もう少しふわふわ感が出るような滑空だったら良いのだけれど。そのためにはやはり軽量化が課題。主翼の上面キャンバーはもう少し前縁側をモッコリさせた方が良いかもしれません。

もう少し飛ばしこんでみます。


SALにチャレンジ

今日は2回に分けて投稿します。

まずは一つ目の話題。
ちょっとだけ興味が湧いてきたので、オーバハンド機を改造して、なんちゃってSAL機を
作ってみました。
左翼端に指を掛けるペグは、紙を巻いた円柱にしました。

Y尾翼。なんでSALの皆さんはT尾翼にしないでY尾翼にするのかイマイチ理解していないのですが、まずは人の真似から。
右尾翼だけ起こしても良いような気がしています。

完成したSAL機の全景です。
尾翼部分が大きくなったこともあり、かなり機首側に錘を追加しました。

さてと、さっそくテストフライトにやってきました。
今日はとっても寒く、田んぼは凍っていました。シャリシャリです。

先日飛ばさせてもらったバルサ機のSALとは違って、紙飛行機だとペグ回りの翼端がすごく華奢です。ペコペコぺろぺろ。
上手い補強方法を考えないと。

そして、発航。
クルっと一回転投げではなく、その場で腕を振りぬく方法で投げました。
指に引っかかるのが怖くて、あまり綺麗に投げられません。

それでも、こんな感じで飛びました。
日の出直後の金色の光を浴びて、輝いています。

とりあえず、飛んでよかった。
それでも、おっかなびっくり投法です。

滑空性能は、オーバハンド機に比較すると、伸びがイマイチのような感じ。まだ調整のコツが掴めていないからかなぁ?

慣れてくると、だんだんと発航時高度がとれるようになりました。

SALだと、肩への負担がほとんどないので、投げる時の苦痛が全く違います。

SALは
ちょっと  ラクチン。
それなりに 爽快。
かなり   楽しい。
とっても  気になる。
ものずごく ハマりそう。

でも、オーバハンド機の練習時間が減っちゃうね。

2019年11月21日木曜日

あとちょっとが進まない。

ワタクシも性能向上目指して翼型の工夫をしております。
アンダーキャンバーを少しフラットにしてみてその効果を試そうとしています。

その試作機、ここまで完成したものの、あとちょっとがなかなか進みません。


この写真は、従来機の翼型です。
アンダーキャンバーに注目してください。翼弦1/3あたりから急激に深くえぐれるような断面です。この形状がどうも抵抗を増やしたり、揚力を減らしたりするような気がしています。


今回の試作翼型はコレ。
アンダーキャンバーのえぐれ深さをフラットにしてみました。
この形状を維持するために、前縁から60%位のところに追加の桁を入れています。
作るのは面倒だし、重くなるし。。。


でも、それ以上の性能向上を期待してます。
ワタクシの中の妄想では、既にすごいことになっています。早く実際にテストフライトしてみたい。
でも、あとちょっとのところで作業停滞。
なかなかその先に進みません。週末までには完成させたいけど。。。

その週末。雨なんだよな。。。

2019年11月17日日曜日

ひとり練習

今日はFUJI CUPに参加予定でした。
昨日に続き、今日も抜けるような青空でほぼ無風。それほど寒くもなくて、絶好の紙飛行機日和です。FUJI CUPもハイレベルな戦いになるんだろうな。。。

でも、用があって参加できなくなってしまったので、朝のうちにいつもの場所でひとり練習。
本当にきれいな青空の中、短時間ではありますが、テストフライトを重ねました。

サーマルも殆ど出ていないので、ほぼ発航したエリアに戻ってきます。

日差しもまぶしくて、気持ちが良い朝です。

上手く調整が出てきて来ると、綺麗に上がり出します。
今試している、新投法で「ビシュッ!」


富士山とのツーショット。
このエリアは、富士山に高圧線がかかってしまうのが残念です。


しっかり肩甲骨を合わせて、から~の~~。。。
「ビシュッ!」


 機体を替えて、飛ばします。
この機体はクセが強かったので、最近の競技には出場していませんでした。
このクセは、今も健在。
発航時、どうも右に流れる。。。


つい、ハンドランチ姿勢で右に流れるのを防止しようとしてしまうのですが、これをやるとまた自分自身に変なクセがついてしまうので、尾翼を微妙にいじりながら調整。


旋回半径に影響を与えないように、上昇調整を行うのは至難の業ですよね。
どうしても、旋回半径とか、ピッチ安定に影響がでちゃう。

返りに失敗すると、ピッチング動作。なかなか収まりません。

それでも、何とか上昇時のクセを抑えてそれなりの滑空性能を確保することが出来ました。こういった調整ができるのは、ほぼ無風条件だからですね。
実にありがたい環境です。


いや、もう時間だ。
もっともっと飛ばしていたいけど、次の予定がありますので。。。