2022年1月19日水曜日

ぷち実験機

二宮杯決勝に向けて、ちょっとした仮説実証のための実験機をでっちあげました。

見た目はそんなに変わっていないのですが、2か所の変更をしています。




変更点その1;
外翼は上反角が大きいため、水平投影面積成分ほど揚力がで出ていないことから、外翼面積自体を減らして、その分を内翼面積に充てました。内翼の翼幅は片側5mmずつ拡張しています。下図は前号機(赤色カラーリング)と比較したものです。


変更点その2;
尾翼ですが、同じ面積の場合、アスペクト比を上げた方が最適重心が後ろにシフトするという実証結果をもとに、片側5mm程度拡張しました。ただし、今回の変更はコードは維持しているので、実質面積増大になります。計算上の重心は結構後退しました。


ぷち実験結果;
この機体、昨日完成したのですが、週末まで我慢できなかったので、本日朝いちばんにテスト飛行してきました。

内翼幅の拡張結果;
返り性能が悪化することを危惧していたのですが、従来のような「グリン!」といった機敏な返りは無くなったのですが、返り性能が悪くなる感じもなかったので、この設計変更は良かったと思います。ただ、本日早朝は風が弱かったので、乱れた空気中での姿勢リカバリ性能を確認したいと思います。

尾翼面積拡大結果;
計算上では結構重心位置をシフトさせる結果だったのですが、ちょっと信じられなかったので、初期値としては私の勘をもとに設計値よりも少し前方に設定しました。グライド調整をするなかで少しずつ尾翼側に錘を追加して重心調整を実施したのですが、家に帰って計ってみると、やはり設計値どおりの重心設定になっていました。
自分の「勘」は当たりませんね。
改めて機首の錘を削って重心を合わせこむと、従来機よりも1g以上軽量化しました。



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