2019年11月3日日曜日

やったぜ!全日本紙飛行機選手権大会決勝(1日目)

ついにその日が来ました。
緊張の朝、全日本紙飛行機選手権大会決勝です。

今日は、規定22、自由機ハンドランチに出場します。
ここのところ、ずっとハンドランチフォームの崩れに七転八倒していました。まだまだ改善の余地はあるものの、欲を出さずに無心で投げると、上手く行くことが多くなるまで回復しています。

でも、決勝大会で欲を出さない人がいるはずがない。。。
1日目の心の中の葛藤を報告します。

一年ぶりに見るテント。ついに今年も決勝なんだなあ。。。
と思わせる風景です。


ワタクシは、朝7時ごろ現地入りして、ほぼ全ての機体のテストフライトを行いました。
他の選手もしっかり調整しています。
本日は5機を機体検査に持ち込みました。夏に苦労したひまわり飛行隊からも1機エントリーしました。しかし、当初一番機と想定していた機体が今日は全く良いところなし。
なんでなんだろう?
他の機体も、一様に伸びがない。ズブズブ沈む感じがします。今日はあまりサーマルが期待できない天候でもあるので、ちょっと不安です。

機体検査を終えると、あっという間に本番が始まりました。
ドンだけ練習しても、まだまだ自身が出てこない状況です。

さて、ここからが心の中の葛藤。

1投目。
気にしていた左巻き込みは無かったものの、高度がイマイチ。記録は20秒。
可もなく不可もなくかな?
でも27秒は飛んでほしかったな。

2投目。
風速が大きい訳ではないのですが、気流がチョコチョコ変わり、サーマルが発生しているのか風の吹きこみなのか良く分からない状況が続きます。
ワタクシなりに分析して、ココだというときに、
「行きまーすっ!」
「ビシューン!!」
あれれ?
どこ行くのぉ~~?
サーマルのありそうな空域から大きく離れたところで滑空を開始しました。当然のことながら、上昇気流はなし。それどころから、サーマルの外側の下降気流のエリアみたい。ズブズブと沈み、結果16秒。
一投目と二投目合わせて、他の選手の一投分程度。。。
やっぱり今年もダメか。。。。

いやいやちょっと待てよ。
今日のスローガンは、
「小さな可能性を追求する強い心!」
何度も確認しようと思って、スマホに書き込んできたはず。。。
諦めるのはまだ早い。

3投目。
ハンドランチそのものは大きな失敗はありませんでしたが、またしても想定サーマルエリアとは異なるエリアで滑空開始。でも、読みが外れたみたいで、その空域でもごく小さなサーマルがある感じ。機体も一所懸命粘ってくれました。結果は29秒。それでも30秒に届かず。。。
やっぱりダメかな?
イヤイヤ、諦めちゃダメ!
「小さな可能性を追求する強い心!」
次の可能性を求めて、サーマルを待ちます。

4投目。
なかなか、サーマルと感じられるような状況にならず、皆さんも苦しんでいます。今だと思っても、飛ばしてみるとそうでもないと嘆くランチャーも。
競技の終了時間も迫ってきます。
「これはもしかして良いんじゃない?」
「でも、これも偽物かな?」
と悩んでいるうちに、どんどん他のランチャーは発航します。そういうときに限って、いい感じの条件だったりする。
「残りあと5分!」
というアナウンスを聞いたとき、時間内に投げきれないんじゃないかな。
という不安がよぎりました。でも、条件が。。。

「あと、3分!」
サーマルストリーマが怪しげな動きを始めました。
時間がないから、行っちゃおう!
「行きまーすっ!」

ただし今回は確実にサーマルがあると思われる空域に入れるべく、発射方向を90度ずらしました。一か八か。。。
ハンドランチ自体も失敗しないように、頭の中にある成功イメージ(バレーボールのアタックみたいな腕の動き)をおさらいして。。。 後は無心。
「ンガーッ!!」

高さはそれほどでもありませんでしたが、滑空開始時点でサーマルに入りました。それも結構しっかりしたサーマルみたい。

さすが、ChanceMaker(機体の愛称)。チャンスをつかんでくれました。
60秒MAXの予感を感じながら、機体を見守ります。
でも、この機体の行く末を見守っていると、5投目を投げる前に時間切れ!

機体を追うのは諦めて、走って2号機を取りに行きます。
「2号機って、どれだっけ?」
練習を思い出している時間もないので、パッと目に入った「もみじ」カラーリングの機体を手に取って、発航地点へ。
4投目の機体は見事MAXを取れたようです。他の方々に教えてもらいました。
(ワタクシは、その機体を見捨ててしまったことをちょっと後悔)

5投目。
発航地点に戻ると、休まずに最後のフライト。
発射方向の90度ずらしは、4投目と同じにしましたが、ちょっと焦り過ぎました。
右に低く出て、最高到達高度は10m程度。
「あれ~~っ!!」
大失敗です。
でも、この機体はそこから粘りを見せてくれました。腰ぐらいの高さまで落ちてきてからも、伸びてくれました。
それでも、15秒がやっと。。。
自由機の競技は終わりました。。。

個人的には、練習時を大きく下回る結果だったので、ガックリ感があったのですが、競技が終わると、全国の強豪ランチャー達と楽しい紙飛行機談義。





色々と貴重な情報交換、機体交換という楽しいひと時です。

そして、結果発表。
ワタクシは何と4位を頂きました!
競技中は自分の事しか頭にありませんでしたが、他のランチャーの皆さんも今日の気流の意地悪に苦労されていたようです。
それでも、島原から来られたM田さんは、ビックリするような記録で優勝です。流石です。

表彰式!
去年、一昨年とあまり成績が良くなかったので、とても嬉しいです!!

ニンマリ! ニコニコ!

すごくうれしく、また、すごくホットした感じです。
明日は、規定機種5 Racer590の競技です。
このホッとした感覚を大事にして、明日も頑張ろう!


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