2020年1月19日日曜日

テストフライト!

昨日の雪で丹沢山系も薄っすら雪化粧。
気持ちの良い朝ですが、とっても寒い。



今日は出来上がったばかりの新型機のテストフライトです。
翼厚は薄め、且つ中央部から先端部にかけてテーパ状に薄くなっていく翼型の機体です。

滑空はとても滑らかです。ココのところ翼厚が薄い機体を作って(4機ほど)は確認していますが、従来の厚翼の機体と比較しても揚力が落ちたような感じは受けません。少し滑空速度は上がったような気がします。

ハンドランチ時の伸びは、厚翼に比較して、薄翼の方が良い感じです。初速からの減速速度が小さいです。

薄翼で感じる弱点は、返りの後にピッチングに入ってしまった場合、なかなか収束しない傾向があったので、獲得高度のメリットと合わせるとハイリスク、ハイリターンという感じ。


ただ、今回の機体は様子が異なり、ピッチングからも比較的早く収束して定常滑空に入ります。今までの薄翼3機とは明らかに特性が異なります。
翼厚がテーパ状になっているのが効いているのかな?
翼端捩じり下げ効果と同じような感じなのかな?
実際、理屈は良く分かりません。敢えて推測すると、翼端側でさらに薄翼にすることで翼端側での剥離が起きにくいのかな?
翼端側は翼弦長も中央部より小さいので、同じ翼厚だと翼端側では上下キャンバー曲線がきつくなってしまいます。そのために剥離しやすいような気がします。
(風洞が欲しい!)

デジカメの画面を見ながら機体を探していたのですが、気が付いたら目の前を横切りました。デジカメの焦点調節スピードはピカイチですね。露出補正は追いついていませんが。


月とのランデブー。
こちらはちょっと機体がピンぼけで、残念。


月とのランデブーが撮れたので、今度は富士山とのツーショット。
機体の高度が足りず、富士山よりも低いところを通過してしまいました。
投げる方向と返りの特性を考慮すると、どうしても風下に向かって投げないといけないので、初期高度がとれません。


風下に向かって全力で投げましたが、リキんだだけで、上手く返らずに低空飛行。
まっ、いいか。


薄翼は、ちょっと滑空速度が速くなるのが欠点であり、その分沈下率が大きくなったような気もします。滑空での粘り具合は、厚翼の勝ち。
でも、発航時の伸びの良さはやはり魅力的。最近自分のパワーが落ちてきているワタクシにとっては、薄翼が合っているかもしれません。

皆さん、厚翼の方向に向かっているような気がしますが、ワタクシだけ逆方向に行っているような気もしており、ちょっと不安。

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