2017年7月15日土曜日

バンザイ

朝早く、第一飛行場へ。
暑くならないうちに始めないと。

相変わらず、試作機でテストフライトです。



まずはT尾翼。
やはり尾翼の抵抗の小ささは魅力です。まだ身体が目覚めていない状態でのフライトでも、それなりの高さまであがってくれます。

先週のテストフライトの結果から、尾翼タイプはやっぱり双垂直尾翼タイプに決めたはずなのですが、今日の飛び方を見ていると、迷っちゃう。

そしてこちらが試作3号機。
やっぱりグライドはこっちの方がいい感じです。


この機体をベースに正式化することにして、自宅では1号機を作っています。

それにしても暑い!
ちょっと飛ばしただけで、汗がダラダラ出てきます。

さて、今日のお題の「バンザイ」について。


「よし、120%パワーでぶん投げてから、水分補給しよう。」

おっりゃぁぁぁ~っ!!

あれっ?

左に上がって、強い左ロールで返ったのですが、そのまま強いスパイラルダイブ。
頭の中に残った発航時の残像を巻き戻してみてみると、リリース時に主翼がバンザイしていました。バンザイしたまま、左側に上昇していきました。

久しぶりの故障モード。主翼バンザイです。
\(^o^)/

主翼面積が拡大したために、リリース直前にかかる発射時の風圧に耐えられなかったようです。従来機より、いろいろ苦労しながらバンザイ防止設計を組み込んできたので、FC77 WINDOMでは全く発生していませんでした。最近は強度過多かなと思い、軽量化候補の部分7でもありました。ところが、主翼面積を9%拡大しただけで、バンザイ再発ということは、それほど強度過多な設計ではなかったのかもしれません。


フィールでは、無理にいじらずに、家に帰ってよく観察してみました。
右主翼、ハイポイントから少し後ろ側で座屈しています。

おかしい。
なぜハイポイント部ではないのかな?
過去に発生したバンザイは、ほとんどハイポイントでの座屈が原因だったのですが、今回はチョッと様子が違います。
ハイポイントには大きな圧縮荷重が発生しますが、ここが健全である以上、その後ろ側にはあまり大きな荷重は発生しないはず。
とすると、どこか別にトリガになった場所があるんじゃないかな?

そう思って、よく観察してみると、主翼前縁部の左右結合部の積層部が一部剥離していることに気が付きました。
主翼を上下に少し曲げてみると、大きく口開きしてしまいます。
朝露でふやけていたことも原因としてはあるかもしれませんが、この接合方式だと、面積拡大した主翼には強度不足になるのかもしれません。


他の試作機も確認してみると、程度の差はありますが、どれも同じような状況です。フライト回数を重ねることで剥離が進展していって、ある時、大規模破損につながるのかもしれません。

正式機はもう主翼完成状態。その次から対策を打とう。


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