2024年10月12日土曜日

田んぼOPEN

 8割ほど稲刈りが終わっていて、待ちに待った田んぼシーズンのオープンです。

今日は予報と違ってちょっと風が強かったのですが、ワタクシを含めた夏場のはぐれ組が集まってきて、にぎやかです。


南側はまだ刈り取っていない田んぼが少しありますね。



北側はほぼ刈り取り完了。


これ、なんだかわかりますか?
もみ殻を焼いているんですね。多分数週間じっくり焼き上げるんでしょう。


田んぼの良いところはその場まで車で乗り付けて、車の中でじっくり調整や修理ができること。マイペースが気持ちいい。


風が強くなってきたので、タイマーを付けて練習。


タイマーが効いたところでフワフワ降りてきてくれたんですが、もうちょっとでローストグライダーになるところでした。

待ちに待った田んぼシーズンのオープンです。近隣の方々とも久しぶりに会って、それぞれの健康を称えあいました。

貴重なエリア、大切に遊ばさせてもらいます。













2024年10月7日月曜日

4連覇! JAPAN CUP(振り返り)

本当に久しぶりのブログ投稿です。

しばらく更新ご無沙汰していたので、 身体の調子が悪いんじゃないかと、 ご心配の声も頂きました。ワタクシはピンピンしています。 単に面倒くさかっただけです。

しょうもないネタは色々とあったのですが、 どうも面倒くさくて。。。

というわけで久しぶりなんですが、ワタクシの備忘録も兼ねてJAPAN CUP参戦後の反省 (振り返り) を投稿します。

ちょっと長文ですが、せっかくなので目を通してくださいね。


10月6日、 第9回JAPAN CUPが武蔵野中央公園で開催されました。ワタクシにとっては、4連覇をかけた勝負の日です。

ところが、今年の機体設計変更は失敗して改悪になってしまいました。数値シミュレーションができないので、いつも仮説を立てて注意深く検証してから機体設計に反映するのですが、 全日本(二宮杯)の予選が近づいてきたので十分に検証せずに設計変更してしまい、 結果的にイマイチの性能の量産になってしまいました。

夏場になってくると空気密度も下がってくるし、 朝露で変形もひどくなるし、私の身体もブクブク太ってくる (季節に関係なし)し、何が何だかよくわからない状況で「機体製作」→「 ガッカリ」→「機体製作」→「ガッカリ」を繰り返していました。

(夏場の練習場所が無くなってしまった影響も大きい)

そんな中、木村杯/JAPAN CUPに向けた大型機 (スパン450mm) にも同じ設計変更を反映してしまい、泥沼状態。結局、 仮設が正しくなかったというか、別の仮説が頭に浮かびあがりました。 多分こっちの方が真相に近い。

どんな仮説かって?

それは今後の改善ブログのなかで説明していきます。 (ブログ更新頑張ります!)

ということで、今年製作した機体はすべてダメダメ。 残り期間もないので、昨年製作した機体でJAPAN CUPに臨むことにしました。(この判断が遅かった)

幸い、保存状態は良かったので、 大きな矯正をすることなく飛びそうでした。 ただ機体数が少ないので、 予備機は今年のダメダメ機体。

さて、当日です。と言いながら、 前日の木村杯。

作戦はダメダメ予備機の最後の抵抗 (調整で何とかする) でしたが、残念ながら雨で中止。

翌日のJAPAN CUPでも早朝は飛沫が出るほど草地は濡れていました。 湿度も98%。

ダメダメ機体はやっぱりダメ。 昨年機体の一番機、 二番機をゴシゴシ吹きながらちょっとずつ調整。そのうち本降りの雨になり、 機体も身体もずぶ濡れ。


ザーザー降りになったので、みんな急いで公園常設のテントで雨宿り。





雨が上がった後、 競技が開催されました。こんな天気にも関わらず、北は秋田から、南は熊本から参戦頂いたJAPAN CUPです。

競技は1セット5投、 3セット合計で競います。皆さんもほとんど事前調整できていないので、少しの練習時間の後、 競技開始です。

その練習1投目、事件が発生しました。 一番機のフル発進の際、 挿抜式の尾翼ユニットがスポッと抜けてしまい、分解した機体はハラハラと落ちてきました。早朝の練習で雨と湿度により胴体Boomが柔らかくなってしまったようです。 この分だと2番機も同じ状態と思い、止む無く1番機のBoom交換で臨むことにしました。が、交換してフィールドに戻ると既に競技開始時間。 一発勝負で臨むことになりました。

実はこの時間、うちの家族からLINEで応援メッセージをもらいました。

「オンコロコロ、 センダリ、 マトウギ、ソワカ」 唱えてみれば?

ということ。

数年前に夫婦で薬師寺に行ったときに住職から教えてもらったものです。

どういう意味か少し忘れてしまったのですが、 一言でいうと、「幸せ (幸福)を呼び寄せる」 というもの。

2回唱えてから競技開始。


■ 1セット目

オンコロコロ効果で、 一投目はまずまずの44秒からスタート。ブーム交換の影響は小さかったようです。結果、合計で192秒。 この天気なのでサーマルは見込めないものの、良い感じで1セット目を終えることができました。

他の方に目をやると、オーバスローのY関さんがMAXを出しています。 恐るべし。。。

今夏からハンドランチを始めたJ甲さんの急成長は目覚ましく、矢のような上昇です。


■2セット目

1番機の好調は続き、私もMAXを出すことが出来ました。その後の2投目も49秒を出して風下のファミリーの足元へ。

先週、 子供に意図的に踏まれて大破したので、 「やばい!」と走り寄った (走ったのは気持ちだけでしたが)ところ、今回はお父さんが拾い上げてくれました。

「あぁ、よかった」と思った瞬間、 お父さんは一番細いBoom部分をつかんで私の方に投げ返しました。親切心でこちらに飛ばしてくれたと思うのですが、 そんなところを持って飛ぶはずもなく。 数メートル上がってそのまま地上にダイブ。

やはり湿度と濡れた草地の影響でこのBoomも柔らかくなっていたのでしょうか。 胴体がわずかに曲がってしまいました。急いでBoom交換。 機体との相性をよく確認せずに交換してしまったせいか、 その後の3投は20秒台。結果、合計で186秒。 最初の2回の記録がうまく引っ張ってくれました。

このタイミングで2位のY関さんとは39秒差。 追いかける側としてはなかなかハードルが高いと感じるかもしれませんが、 追われる側としてはもうちょっと差が欲しかったという感じ。

なんせ今日は一度も投げミスがないのですが、 絶対どこかでやっちまうはず。。。


■ 3セット目

1番機はココまでよく頑張ってくれたのですが、 相性のよさそうな予備Boomもないので、2番機にスイッチ。

ちょっと最初の調整が良く出来ていなかったのと、 「吸われる」ような気流のせいで、30秒台が続き、もっと発射時の高度が欲しく感じました。

その後の3投目。 力んだ結果すっぽ抜け、頂点でクルッと返ることなく地上にまっしぐら。 機体は一生懸命リカバリしようとしていましたが、地面に近づく方が早く、 6秒。

「やっちまった!」

やっぱり投げミスは一定の確率で発生するようです。 追われる側としては大ピンチ。

こんな時のリカバリ性能はI山さんの機体が一番。 機首が下を向いてしまっても、 えぐるような右バンク急旋回で素早く姿勢を回復し、高度ロスも最小限に抑えるマヌーバです。

その後何事もなかったかのように滑空します。

Iさんはリリースのタイミングがうまくつかめないところで苦労していましたが、その分このリカバリ機動をいっぱい見させて頂きました。

今年設計変更しようとしたのはこのリカバリ機動を手に入れるためでした。 (ダメだったけど)

いずれにしても、追われる側としてはもう失敗できない。 4投目はメンタル勝負です。

4投目は少しだけ尾翼をアップにして、大きな失敗は発生しませんでしたが、36秒。

最後の5投目は40秒台が欲しい。。。

でもここで欲張るとまた失敗するので、リリースのタイミングだけに集中して発進。 ここでラッキーなことにすごく弱いサーマルに乗ることが出来て54秒。結果、合計で166秒。

Y関さんに追い上げられましたが、なんとか逃げ切ることが出来て優勝することが出来ました!

(とっても嬉しい!!)



今回、もっとも調子が良かったK明さんは参戦出来なかったので、K明さんとの大型機15番勝負は来年にお預けです。

K明さんの機体性能は今、全国トップレベルです。こういった素晴らしい方たちと練習できることはとても貴重です。

来週からは、田んぼがオープン。全日本 (二宮杯) が終わったら、 再度性能改善にチャレンジしよう。

当面は二宮杯規格の今年製作ダメダメ機体、 どうする?


2024年6月2日日曜日

紙飛行機の小ネタ!

 小ネタです。

コレ、何だかわかりますか?

雑な仕上がりですが。。。




Tail Boomのねじれ矯正用グリップです。Tail Boomの両端に差し込んでねじりトルクをかけて、ねじれを矯正します。


墜落して損傷したときに交換するTail Boomなのでのですが、個々に微妙なねじれがあるので、後端部に尾翼を取り付けた際に少しチルトが出ちゃうんですね。これが結構気になっていたのです。指で無理やり矯正しようとしていたのですが、結構ねじり剛性が高いので、無理やりやっていると、ポキッとやってしまうことがありました。Tail Boomをガスレンジであぶって加熱した状態だと比較的簡単にねじれるのですが、フィールドでは出来ないので。。。


スパナ方式も試してみたのですが、口が開いてしまうのでうまくできませんでした。そこでこの治具。並進力は加えずにトルクだけ掛けることができます。

でも、やっぱり組立時に精度よく作るのが一番ですね。このグリップで常温矯正出来るのは±5°程度です。

今日、二宮杯の予選だったのですが、残念ながら雨模様。欠席して紙飛行機製作日とします。