2025年1月3日金曜日

新型機開発(4)

まだ、ブログ作成は追いついていません。この投稿も昨年のネタです。(昨年のやり残しの消化はモチベーションがイマイチ。。。)

【量産初号機】

思いつく主要な試作確認は出来たので、そろそろ図面 FIX に入ります。 まだ追加確認したい部分は山ほどありますが、 機体の主要諸元は見えてきたので、後は量産しながらマイナーチェンジを重ねていきます。

ところで、 「量産」とは何?

基本手作業でコツコツ製作していくので 「量産」 といっても個別生産と何も変わらないのですが、一部の部品はまとめ印刷、まとめ製作が出来るので、すきま時間で前倒しで準備しておけることがメリットであり、ワタクシの「量産」の定義です。

といってもワタクシの場合、 どんなに頑張っても2機/1か月のペースなので、たかが知れています。 従って今から量産に入らないとシーズン開始までに5機揃わないのです。 その途中の練習でロストしたらもう大変!




ZEROです。



V尾翼の部分はあらかじめスタブチルトを付けておくのですが、治具で角度設定することにしました。


正面から見ると、こんな感じの角度です。10°設定なのですが、ちょっと大きすぎるので、接着剤が完全硬化する前に、少し手作業で戻します。この治具も作りかえないと。。。


ウェポンベイならぬ、バラストベイも少し改良し、錘の投下がスムーズになるようにしました。



主翼前縁はこんな感じ。

スーパー前もっこり、そして前縁は翼弦の2%に相当するR1.5の丸みを付けました。Φ3の竹ひご(料理用のクシ)を型にしてRを付けたのですが、結構面倒くさかったです。



全体組立した結果のV尾翼のチルトはこんな感じ。ラダーは殆ど切っていません。




そして、期待を胸にフィールドで初期調整。

年末の飛ばし納めはこの機体。




そして、飛ばしてみた結果。。。



飛びました。滑空しました。でも。。。

なぜか上昇しにくい。全力発航してもちょうどよいループが得られない。滑空速度も心なしか、少し早い感じがします。


おかしいなぁ。抜群の上昇性能が出る翼型なんだけどなぁ。妄想の中ではふんわりふわふわ滑空のはずなんだけどなぁ。

ちょっと、しょんぼり。。。


2024年の飛ばし納めはこんなもんか。。。と片付け始める前にちょっと主翼の取り付け角度を確認してみました。(下の画像は、帰宅後に改めて確認した結果。背景は気にしないでね。)


Bodyの下面、Boomのラインと比較して著しく前縁が下がっているように見えます。左翼も右翼も同じように下がっています。これでは適切な迎角が得られない。
主翼だけで見てみると、かなりマイナス迎角になっています。

なぜだろう?

主翼取り付け部の図面は変えていないのに。。。

うーんと考えた結果、チョンボに気が付きました。

翼型を変えた際、下面のふくらみを抑えたのですが、その結果として翼自身が前かがみになりました。それに気づかずに従来のインタフェースで接着したことで、主翼前縁が下がってしまったことが原因であることに気が付きました。

設計チョンボだっ!


主翼取り付け部をアセトンで溶かして、インタフェース部の交換取り付けを考えましたが、ちょっと面倒くさかったので、対処療法としてガスレンジであぶりつつ、主翼をねじり上げて平行に矯正しました。これでだめなら、インタフェース部の取り換えか、主翼の作り直しだ。。。


年末作業はここでおしまい。

年明け後に矯正後のグライド確認をします。(うーん、早く試したい!)


こんな感じで、まだまだ量産機というにはほど遠い状況。量産を宣言するのが早かったかな?


ところで、機体格納ケースですが、全く進んでいません。 コンテナケースを購入しただけ。 その中のレイアウトも決まっていないし、 各種ホルダ形状も決まっていない。 頭のなかのイメージにあるだけ。 憂鬱だなぁ。。。

従来ケースには収まらないので、持ち運びはとても不便です。 シーズンが始まる前までには何とかしないと。。。

ということで、正月は機体ホルダをシコシコ作り出しました。

モチベーションが。。。