2017年3月25日土曜日

R590もどきで、テストフライト

Racer590のコピー機体です。
購入済の機体ストックがあまりないので、コピー機を作ってみました。
なので、この機体で競技に出ることはできません。あくまでお試し機体です。



昨年の全日本紙飛行機選手権大会決勝のとき、自由機は初日で終わってしまい、2日目は暇でした。2日目もガッツリ楽しむために、規定機種にもエントリしてみたくなりました。
もちろん、予選通過しないとダメですが。
そうはいっても、この機体の作り方や調整の仕方、飛行特性を研究しないといけないと思い、競技用の機体ではなく、お試し機体を作ってみました。


昨日、酔っ払いながらも眠い目をこすって急造した機体なので、ゆがみが出てこないうちにテストフライトに行きました。

この機体、主翼は前進翼になっていて、垂直尾翼が非常に小さいので、精度よく発航しないと、上昇パターンが全く安定しません。
力は7割くらいでコントロールショットが必要。

それでも、失敗してこのとおり。。。


このあと、4回も胴体がポッキリ折れ、そのたびに瞬間接着剤で修理。
なかなか難しい機体のようです。

それでも少しずつ調整が分かってきた時、サーマルに持っていかれて視界没。
さすが二宮先生の設計。ショットと調整がちゃんと決まれば、素晴らしいフライトをして楽しませてくれます。

どうしよう。本番機体を作ってみようかなぁ。
でも、この機体を格納するキャリングケースがないし。。。

2017年3月20日月曜日

反省会フライト

昨日の二宮杯予選の反省会です。

会社に行かなくてはいけないという思いに後ろ髪を引かれながらも昨日の納得行かないフライトの検証です。

まずは、一投目にMAXとなり、そのままロストした機体と同型機。カラーリングも同じです。予選に使った機体は、先日垂直尾翼をハサミで少し切り取った「チョキチョキ機体」でした。その効果がはっきりでて、見事にMAXがでたのですが、下の画像の機体は設計段階で垂直尾翼を小さくしたものです。
同じように再現するのか確認したかったので、昨日遅くまでシコシコ作り上げた機体です。

ラッカー生乾きのまま次の工程等の作業を進めたので、機体に指紋がいっぱい残ってしまいました。

垂直尾翼がちょっと小さいのが分かりますかね?
2mm小さくしただけなので、分からないか。。。


良い画像が撮れませんでしたが、返りはとても安定していました。再現性ありと判断しました。ただ、この機体、高度があまりでません。別の部分で抵抗が増えているのかな?



そして、問題のこの機体(オレンジ機体)。3投目から使った機体です。特に4投目の滑空時間4秒は信じられませんでした。練習ではどんなに投げ上げ失敗しても10秒を切ったことはなかったのに、なんで本番で最低記録が出るのでしょうか?



4秒間のフライト状況についてはほとんど覚えていません。返る間際に強風で叩かれた感じはしたのですが、そのままスパイラル気味に落ちてきました。

ですので、この機体をキャリングケースから取り出して昨日の調整のまま投げてみました。結果は、とてもきれいな上昇と返りでした。滑空も悪くない。
やっぱり、昨日は強風の不運だったのかな?

でも、この機体にはちょっと「お仕置き」。
垂直尾翼をチョキチョキしてしまいました。もともと少し大きく設計変更した機体だったので、元に戻したといった感じ。
結果はGOOD。より返りやすくなった感じ。高度もチョビッと上がったかな?
(画像はお月様とのランデブー)

という訳で、反省会を終えようとしたところ、「ファーン」という音が聞こえてきました。誰かが電動ラジコンでも飛ばしているのかな?
周りを見渡してもそれらしき人はいません。
「ファーン」
音が聞こえてくるのは真上からでした。
結構高いところの頭上にドローンが。。。
頭上で静止しています。

見られているのかな?
じゃぁ、こっちも見てやろう。
ということで、デジカメでパチリ。

下から見上げると、つぶれたカエルみたいな恰好をしているドローンですが、力強くホバリングしていました。
どこで操縦しているのかわかりませんが、私も欲しくなりました。

今度、このドローンから飛行している紙飛行機を撮影してもらえないかな?






2017年3月19日日曜日

全日本紙飛行機選手権 予選

ついに今シーズンも全日本紙飛行機選手権に向けた予選会が始まりました。

武蔵野中央公園にやってきました。
もう、桜がちらほら咲き出しています。


今日は2機を準備。
2機とも翼端エルロンを付けた機体です。
調整時は、ほとんど風もなく、この2機はあっという間に調整完了。


こちらは浩明さんの機体。1週間で2機仕上げてきました。
綺麗な機体です。

そして、競技開始。
途端に強風に変わりました。



やまめ工房さんのR590。

こちらは、浩明さんの機体。
その下にいるのは凧です。凧が上がるぐらいの強風です。

ここのところをこうやって調整して、こっちはこんな感じで。。。


浩明さんの貴重な機体が風に吹き上げられて、かなり高いところに引っかかってしまいました。


10mを超える「竿」で懸命の回収作戦。
見事に木から落とすことが出来ました。


そして、ワタクシ。
1投目、2投目と強風の中でもサーマルを捕らえることに成功し、ダブルマックス。2機ともロストしてしまいました。
残念ながらもとっても嬉しい。良い滑り出しです。

ただ、今日調整できたのは2機のみ。予備機体は準備していますが、調整が出来ていない。ちょっとでも調整したいのですが、この強風でどこに行っちゃうか分からない。

ので、残り3等は一発本番のフライト。
結果、
3投目、12秒
4投目、4秒
5投目、16秒

最初の貯金はあっという間に使い果たしちゃいました。なんというお粗末。

でも、最終的には。。。
このとおり。

よかったよかった。

そしてもう一つよかったこと。
2投目でロストした機体、住宅地の方に消えていったのですが、見つけてくれたおばさんがわざわざ自転車で届けに来てくれました。
ありがたい。ありがとうございました。

取りあえず、予選に参戦した報告でした。


2017年3月5日日曜日

ひばりの季節

ピーチクパーチク、ピーピーピー。
早朝の空にひばりの子供が飛行訓練しています。

結構高く上がっていますが、羽ばたいても羽ばたいてもなかなか前に進んでいません。あれじゃぁ、すぐに疲れちゃうなぁ。
でも、早春を感じさせる風景です。

今日のお試し機体はこれ。
外翼をちょっと小さくして内翼の翼幅を広げた機体。

今日はフライト画像はありません。途中から風が強くなってしまって、撮影できませんでした。

左右のキャンバーをしっかり合わせたので、上昇時の姿勢は素直です。この機体で確認したかったことは、返り動作の安定性。

上手く発航できると、他の機体と同様にスムーズに返るのですが、ワタクシのランチングには再現性がなく、ちょっとでも失敗すると返りが早すぎたり、なかなか返らなかったり。。。
やっぱり、外翼の翼幅を詰めたことは失敗かなぁ。

もうひとつ気が付いたこと。返り動作後のピッチング収束が遅いのです。いつまでもギッタンバッコンやっている感じ。機体が横に流れにくいようです。もう少しお尻を振ってくれると助かるんだけど。。。

やむを得ず、ラダーを使って強めの旋回に調整。ピッチングは収まったのですが、なんだか、窮屈なフライト姿勢です。


全体的にみて、外翼の翼幅が小さくなった分、垂直尾翼容積が相対的に大きくなって、方向安定が高まったように感じます。
リバランスのためには、もう少し垂直尾翼を小さくした方が良いみたい。

一緒に飛ばしていた石山さんの強い勧めもあって、その場で垂直尾翼を2mmほどカットしました。

結果は、お見事!
機体に自由度が戻ってきました。お尻が自由に動くので、グライドの改善はもちろん、返り動作にも余裕が戻ってきました。良かったよかった。

たった2mmのカットでしたが、明らかな改善が見えたのは収穫でした。







2017年3月3日金曜日

ちょっと改修設計

エルロン付きの機体は結果的に外翼の面積が拡大するので、返り動作に効果があるようです。

それであれば。。。

その分少し外翼を小さくして、その分内翼の翼幅を拡大してみました。その方が滑空性能が向上するような気がしています。


とは言っても、内翼と外翼のバランスは総合性能に大きく影響するので、思い切った設計変更にはリスクがあるかな。
現在の機体のバランスが悪いという感じでもないし、最大翼幅36cm以下という規格があるので、外翼が明らかに小さくならない程度までのちょっとした設計変更です。
下の画像の青い帯状の部分が内翼拡大部分です。
ほんの少しですね。


外翼が小さくなったので、エルロンによる上昇時のロール制御能力も低下していると想定しています。ロール外乱の原因になる内翼側のキャンバー高さを左右で妥協なく揃えることに注意しました。


挿抜式胴体は強度向上のためにウレタン塗装をしてみました。これが結構質量に影響しました。バランス調整後の質量は、従来機の2grオーバ。




思いどおりに飛ぶかな?
また、思い込みによる妄想で終わってしまうかな?