「機体を構成する用紙はAOZORAケントのみとし他の材料の使用は不可とする。」
私の機体は紙テープを必要とします。
もし、紙テープの使用が認められなかった場合は、キャリングケースを含めて、大幅な設計見直しが必要になります。
悩みました。
迷いました。
考えました。
で、その対策として。。。。
紙テープを作ることにしました!
どぉ?
すごいでしょ。発想の転換です。
テープの基材となる紙をAOZORAケントにします。
早速実験してみました。AOZORAケントと同じ品質と言われるAGケントを使って試します。
AGケントの切れ端を10mm幅でカットして、これを基材にします。
しかし、紙が厚いので必ずしも紙テープには適合しません。基材となる紙はもっと薄くないと。。。
そこで、先ほど切り出したケント紙を水に漬けておきます。十分に時間をかけて、たっぷり水分を吸わせます。水に漬けた時間は、会社に行く前に漬けて、帰宅後に取り出したので、半日強ぐらいかな。
取り出したケント紙を三枚おろしにします。(魚屋さんみたい)
丁寧に、ていねいに。。。
上手におろせました。
そして、粘着剤はコレ。
ホームセンタで見つけてきました。実験なので、もっと小さくて安いものがあれば良かったのだけど。。。
接着剤は指定されていなかったので、この粘着剤を利用します。
片面に薄く塗って、説明書どおりに7分間乾燥させます。
十分な時間放置したあと、剥離紙に貼り付けます。
一応、これで出来上がり。
あっ、防水を忘れた!
この実験が上手くいったら、防水を考えよう。
しばらくしてから、ハサミで剥離紙ごと切出して、剥がしてみました。
ちょっと剥がしにくかったけど、破れたりすることはありませんでした。
そして、ある程度使い込んだ機体を用意します。使い込んだ機体の方が表面の紙質が痛んできているはずなので、実験には最適と思い、準備しました。ただし、万一のことを考えて退役機体を選びました。
この機体胴体と主翼接合部に貼り付けてみます。
こんな感じ。わかりますか?
そして、約2時間後、剥がし作業に入ります。
慎重に慎重に。。。
紙テープの基材厚みがまだ厚かったこと、粘着力が若干高めのようであったことから、若干剥がしにくかったですが、ご覧のとおり、機体自身は傷めずにきれいに剥がすことができました。
実験大成功!
自作紙テープの完成です。
でも、使い勝手を考えると、もう少し薄いほうが良いですね。
4枚おろしかな?
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