これ、何だかわかりますか?
このブログのタイトルにあるのですぐにわかってしまうと思いますが、紙飛行機用の「タービュレータ」です。
高さ1.5mmくらいのボルテックスジェネレータが5mmピッチで並んでします。もちろんこれも紙製です。
レイノルズ数が小さい領域の紙飛行機なので、あまり効果がないとは思いつつも、主翼後縁で「剥離」が生じているのであれば、少しは改善するんじゃないかと思い、準備してみました。
タービュレータなしの基本状態で特性を確認した後に、早速フィールドで取り付けてみました。
それで、その効果は?
まず、発航時。指先にすごく大きな抵抗を感じました。到達高度はタービュレータ無しに比較して1~1.5mぐらい低い感じです。
そして滑空時。滑空プロファイルが大きく変わることはありませんでしたが、少し小さなピッチング傾向が現れました。長い周期で柔らかいピッチングです。これは効果があった場合に想定していた挙動です。
すこし主翼の揚力が増えたんじゃないかな。つまり、主翼後縁はやはり剥離していて、タービュレータによって若干改善したんじゃないかと思います。
結局のところ、滑空時間。実は発航時の抵抗の大きさに打ち勝つべく、マックスパワーで振り回していたら、ペグが取れてしまいました。なので、あまり多くのフライトが出来なかったのですが、平均して1秒程度の滑空時間増加がありました。今日は風もなく、サーマルも出ていなかったので、それなりの信頼度のある数値です。
発航時の獲得高度が下がっても滑空時間は伸びましたので、ちょっと効果があるのかなと思います。
たかが1秒、されど1秒。5投競技で5秒、15投競技で15秒。。。
ペグを修理して、もう少し確認したいな。
でも、主翼に泥がつくと、すべてタービュレータに泥が集まってしまい、せっかくのトゲトゲ形状が台無し。。。標準装備にはなりそうもないですね。
一発逆転を狙う時の秘密装備かな?
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