2020年9月19日土曜日

SAL機 原理モデル


久しぶりの投稿です。

コロナであまり出かけられない中、SAL機の練習を積んでいます。飛ばせば飛ばすほど謎が深まる。仮説に基づき設計変更しても、それが妥当なのかどうかイマイチ確信に至らない。

そもそも、なんでY尾翼なんだ? Y尾翼ってどんな効果があるんだ?


そこで、原理検証モデル機体をでっち上げました。廃品となった主翼、尾翼を再利用してもっとも簡単な構造で再生しました。


 

胴体は頭からお尻まで一本のヒノキ棒(4mm角)。もっともシンプルな形です。質量はオール紙製と比較して6グラム軽量です(最終重心調整後)。

この機体はパイロンによるハイウイングタイプではないので、重心に対する感度が高く、相当シビアに調整しなければ、まともに飛びませんでした。


ただ、もっとも感動したのは発航時。回転して振りぬく際の空気抵抗が極めて小さい。最もシンプルな形状なので当たり前ではありますが。。。

今までの機首側胴体の側面部が如何に抵抗が大きかったか、思い知らされました。

オーバスロー用の胴体設計を流用しているので、側面抵抗は今まで気にしていませんでしたが、SAL機に転用してみると、回転加速時に側面から受ける風圧による抵抗が馬鹿にならないことが分かりました。

ちょっと、まだ確認したいことは一杯あるけど、今日の気づき事項は次の通りです。いずれも紙胴体との比較です。

■重心:ビックリするほど前に設定必要。とても計算と合わない。

■発航:回転投げの際に感じる機体の抵抗は非常に小さい。

■返り:返り自体は悪くないが、ハイウイングになっていないので、収束が難しい。

■滑空:バランスさえとれれば、滑空抵抗は小さく、綺麗なグライドをする。ただし、本日は、風が強く、姿勢を崩した時のリカバリ能力は結構低い。主翼上反角を少し大きくした方がよいかな?





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