水平尾翼は、剛性を確保するために、裏打ちを貼っています。
ところが、この裏打ちが水平尾翼の平面度を崩してしまうリスクがあります。
接着剤の硬化時とかラッカーの乾燥時、板に挟んで養生しているので、全体的なゆがみはある程度矯正できています。
ところが、接着している近傍では接着剤の収縮、ラッカーの収縮ムラによりローカルなうねりが発生してしまうことがあります。
接着剤のフィレットが大きい場合、ラッカーを一度に厚く塗布してしまった場合、雨天時にラッカー塗装した場合などに顕著に発生します。
製作時に発生した小さなうねりは、フィールドで湿気を吸ったときに拡大されます。これがとても気になるのですよね。
板で挟んで養生しただけでは、紙の段差の部分をしっかり押さえることができないので、こんな治具を作ってみました。
オレンジ色の部分に対して、白い部分は紙一枚分下がっていて、この治具と一緒に板に挟めば、水平尾翼の1枚部分、裏打ち部分、それぞれに圧力を与えることができるはずです。
重ねると、こんな感じ。
「捨てないで」というメッセージは、家族に向けたもの。
最近パソコンの前が散らかっているので、ゴミだと思って捨てられてしまわないように、印刷しておきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿