全日本紙飛行機選手権大会決勝の2日目。
東先生と二宮先生。
現在の紙飛行機の文化は、二宮先生の長年のご尽力により育て上げてもらったものです。本当に感謝します。
開会式が始まります。
いつも、皆さん感じていますが、
1日目の競技は、開会式の前に始まり、表彰式まで終わっています。
不思議ですね。
開会式が終わると、直ぐに競技開始です。
本日はいろいろな規定機種の競技があります。
さて、それではワタクシの心の中の葛藤です。
規定5のRacer590ハンドランチです。
Racer590は垂直尾翼が小さく、ちょっとした投げミスが大きな失敗につながる難しい機体です。ワタクシは3機の機体でエントリ。
ワタクシのハンドランチのイメージは、今日も「バレーボールのアタック」。とにかく、ひどい失投だけは避けたい。
今日は曇りがちで空気も冷たく、風も少し吹いています。こんな日はサーマルも出にくいかもしれません。それだけに、一回の失投は大きく成績に響く状況です。
競技開始からしばらく、誰も飛ばしません。冷たい空気が入ってきていることもあって、皆さん様子見です。その間、カタパルトのスチレン機は高々度をねらって、見事な滑空を見せてくれいます。地表付近では冷たい空気でも、結構高い高度にはサーマルがあるようです。
1投目。
と、暑い雲の間から少し太陽が覗き出しました。これから少し地面が温まるかな?
しばらくすると、モワモワ感が出てきました。上空ではカタパルト機がゆったりとんでいます。
(これはチャンスかな?)
1投目は力まないように軽めに投げて、それなりのタイムからスタートすることを今日の作戦に考えていましたが、直前の練習では結構いい感じで飛ばすことが出来たので、ちょっと作戦変更。フルランチで行きます。
「行きまーすっ!」
バレーボールのイメージは忘れないようにしつつ、また肩甲骨を最初にしっかり合わせることを意識しながら、
「フンガーッ!!」
返りのパターンも素直に滑空に入りました。そこの空気は。。。
ほんわか空気。
ゆらゆら、まったり滑空を開始しました。これは超ラッキー!
結果は何とMAX!
一投目から、好調なスタートです。作戦変更して良かった。
2投目。
同じような気流の状況を感じて、同じように失敗せずに投げ上げることが出来たのですが、これは読み間違えたみたい。
それでも、25秒。
まぁ、いい感じかな。
本当に好条件だったのは、一投目あたりだけで、その後はなかなか良い条件は巡ってきません。ズブズブ沈む機体たちを見て、多くのランチャーは飛ばすのをためらっています。
3投目。
1投目が良かった場合、大体、この3投目で失敗するケースが多い。ここは落ち着いて少し軽めに投げて、正確性を求めるべきか。。。
いやいや、思いっきりやろうよ!(心の声)
そだね。じゃぁ。「そりゃーッ!」
結果、29秒。いいじゃん。いいじゃん!
4投目。
ここからまた様子見。空気が冷たい。
でも、残り15分のアナウンスを聞いて、再び焦燥感が出てくる。
早めに4投目を投げておいて、5投目で粘ろう。
この焦りが良くなかった。
結果は17秒。スルスルと降りてきてしまった。もうちょっと粘った方がよかったかな?
5投目。
残り時間は7分。もう多くのランチャーは規定回数飛ばし終わっており、残りは数名。K川さんが、勇敢にも最後の発射。返りが綺麗に決まり、高々度から滑空に入ります。流石の読みですね。きれいにサーマルに乗っています。
(今、サーマルあるんだ。まったく分からないや。)
「私も続けて行きまーっす!」
柳の下に2匹目のドジョウはいるか?
「とりゃーっ!」
今日は大きなハンドランチの失敗がなく、それなりの高度で滑空に入ることができました。さて、ドジョウは。。。。
いました!
小っちゃいのが。。。
記録は32秒。
全て終わってみると。。。
なんと、恐れながら、ワタクシが優勝という栄誉を頂きました!!
これは嬉しい!
この規定機種で優勝できるなんて。
ニンマリ。ニコニコ。
Racer590で過去最高のタイムでした。
頂いたトロフィー!
家にもどって、賞状とトロフィーをテーブルの横に置きながら、美味しくビールを頂きました。
とっても、中身の濃い2日間でした。
遠路から遥々参加いただいた皆さん。お話ができて本当に嬉しかったです。
そして、関係者の方々の細かい気配りのもと、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
来年も頑張ろッ!
ケント紙もたくさん買ったし。
規定機種R-590での優勝��おめでとうございます❗
返信削除2匹目のドジョウいて良かったですね
規定機種R-590での優勝��おめでとうございます❗
返信削除2匹目のドジョウいて良かったですね❗
いや実に見事なフライトでしたね!おめでとうございます。
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