2016年11月6日日曜日

やったぜっ!  全日本紙飛行機選手権大会

二日分をまとめてアップします。
ちょっと長いブログになりますが、お付き合いくださいね。


まず、初日。

やっとこの日が来ました。

気にしていた天気も悪くはないです。でも、早朝は結構冷えましたね。
私が出場するハンドランチ部門は、午後開始なのですが、充分調整をしてから参戦したかったので、いつものとおり始発で出発。

武蔵野中央公園には7時半ちょっと前に到着したのですが、この時はまだ、人出はパラパラ。
風も殆どなく、機体調整にはバッチリです。


今日、エントリーする機体はこの3機。
オレンジが一番機、ブルーが二番機、ピンクはバックアップ機。


準備のために水平尾翼のプロテクタを外すと。。。
あれ?
水平尾翼が捻じれている。
こいつも。
あいつも。

前回の地元での練習の際、車にキャリングケースを格納したまま放置してしまいました。
この日は良く晴れて、意外と暑かったのですよね。その暑さで歪んでしまったみたいです。

でも、今日は時間がたっぷりあります。
じっくり、少しずつ矯正しました。
全く元どおりという訳にはいかなかったのですが、許容範囲までには戻せました。

そんなことをしているうちに、会場設営が始まりました。



受付は、あそこ。その隣は売店だ。後で買いに行こう。
あれ?機体検査は?(この時点ではまだ設営されていませんでした。)



こちらが機体検査場。



全国からの強豪が揃ってきました。思い思いに調整されています。
さすが全国規模。
みなさん、高く発航します。とんでもない高さです。

勝手に撮影させてもらいました。








あおぞらブースでは紙飛行機販売が始まっています。そこには人が集まっています。
私も、ケント紙2袋とレーサー590を買いました。



そして、受付も始まり、いよいよ、機体検査。
エントリーした機体3機とも合格でした。

合格のハンコです。
これは貴重ですよ。ここでしか押せないハンコです。


さて、それでは私の競技内容です。

1投目。
なかなか一投目を投げる勇気がでない。
というのは、午後になって急に南風が強くなり、上空の空気が荒れてきたから。
いろいろな人の滑空状態から上空の状態を推測するという理由で、マゴマゴしていました。
(まっ、一投目だから、少し気楽にやってみるか。)

「それっ!」
今回の一番機(二番機も同じ)は上昇時に左に巻き込む感じの上昇(左ロールが強い)をする癖があるので、少しサイドスロー気味に投げる必要があります。その練習を今までやってきました。
ところがリリースの瞬間、やはり煩悩に取り囲まれ、サイドスローを忘れてしまいました。
その結果、大きく左ロールしながら上昇したため、あまり高度が出ませんでした。
(あ~ぁ、やっちまった。。。)

ところがこの機体、低空でゆるいサーマルに引っかかりました。高度15mあたりかな、サーマルに入ったり出たりしながら、上昇はしないものの下降もせず、ゆらりふらりと飛んでくれています。

結果、MAXとなりました。
とてもラッキーな結果。申し訳なし。でも、チョーうれしい。

2投目。
今度は狙ったとおりにリリースできました。
普段ならあまり文句はない上昇だったのですが、まわりの方の獲得高度と比較すると見劣りするなぁ。
結果は、29.0秒。
他の方も暴れる空気に苦闘している状況をみると、まぁまぁのタイム。

3投目。
先のフライトと同じような返りだったのですが、少しダウンフロー。
ジリジリと高度を落としてしまい、約19秒。しまった。決勝で10秒台を出してしまうとは。。。
でも、全体的には一投目に助けられているな。モチベーションは、維持できました。

4投目。
この気流にしてはマズマズの安定度。突然の機首下げが起きても姿勢を左に振ってリカバーしてくれました。また、着地前にひと伸びしてくれたお陰で、約32秒。
皆さん苦闘している中でこの状況は、悪くないでしょう。最後に失敗しなければ150秒には行くかな?
他のグループの状況はどんな感じなんだろう?
時折、歓声と共に大空を高く翔け上がる機体が見える。
もし、五投目もMAX取れたら、最初と最後で締められて、、かっこいいんだけどなぁ。

5投目(ファイナル)
MAXが狙える空気の条件を一生懸命選んでました。
(単に踏ん切りが付かなかっただけですが)

競技時間残り10分ぐらいになった頃、
「残りは私だけ」の状況に。

前の方の良いグライドを見て、同じ空域で飛ばそうと思い、発射地点をずらして発射方向を決めました。

さぁ、最後のフライトです。
全力フライト。
「うりゃぁっ!」
機体は右にバンクさせながら飛び出し、左にロールを始めながら上昇します。
(チョット仰角が足りなかった。)
やはり欲と煩悩が出てしまった結果です。でもこれは想定内。
右にバンクさせとけば何とかなる筈の機体調整です。
予定どおりに機首上げが始まって、3次元的な返りが始まります。
。。。

筈なんですが。。。

。。。

頂点付近で背中が風上に正対してしまいました。
ちょっとした左ロールの遅れが。。。
機体は棒立ち状態。
重力の影響でひらりと機首を下に向けると地面に向かってダイブ。
辛うじて地面に激突する前に姿勢を持ち直しましたが、すでに高度は2メートルしかありません。さすがにそこからのリカバリは期待できず、約8秒で沈没。
最初に欲を出して、風向きに対する発航方法を安易に変えてしまったことが失敗の根源でした。
ガッカリ。
150秒以上という目標は泡となって消えてしまいました。
他のグループはどうなんだろう?




集計が終わるまでは、複葉機競技を観戦します。
この頃になるとさらに風は強くなり、皆さん次々に機体を損傷させてしまったようです。

 



風はますます強くなって、飛ばすのが大変そうです。


飛んでいる複葉機もかっこいい。




その後、本部に人だかりが出来ていたので私も覗いて見たところ、集計が終わったハンドランチの優勝者が直ぐに目にはいってきました。

なんと怖れ多くも、ワタクシが優勝です。
最初のMAXが功を奏したようです。

「やったぜっ!!」




そして2日目。

と言うかこちらが本番の日。

開会式が始まりました。二宮先生もお元気のようです。
元武蔵野市長だった衆議院議員も列席されての開会式です。







今日も快晴なのですが、昨日にも増して風が強い。
今日は私が参加する競技がないので、他の競技中は計測などのお手伝いをしました。皆さん高く打ち上げるのですが、あまりにも風が強いので、叩き落とされるようにダイブしてきます。みんな同じ条件とはいえ、かなり残念です。

終日この風は止むことなく吹いていました。午後は少しだけ改善したかな?













全ての競技が終了して、いよいよ表彰式。表彰台に乗るのはチョット恥ずかしかったです。




綺麗な賞状と立派なトロフィーを頂きました。







副賞もたくさん。でも使い道があるかな。


今回の二宮杯。
優勝出来たこともとても嬉しかったのですが、熊本から、帯広から、愛知方面からの多くの方々とお話し出来たことはとても有意義でした。皆さんありがとうございました。

また、来年に向けてがんばろっと。

来年はレーサー590に参加しようかな。
どうしようかな?

なお、来年の決勝は仙台の陸上自衛隊の基地で開催するようです。

仙台と聞いてまず思ったのが牛タン。







2 件のコメント:

  1. 優勝おめでとうございます‼
    研究と練習の成果ですね!

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    1. どうもありがとうございます!
      何とかここまでたどり着けました。でも私の投げ上げ高度は他のベテランと比較するとまだまだです。
      さらなる高い空へ精進を続けます。

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