2025年4月5日土曜日

ドーム飛行会準備

明日は長浜ドーム。初めてのドームフライトです。

シコシコ準備をしています。とにかく初めてなので、軽量化の効果とか、最適と思われる重心位置の違いとか、いろいろ確認してみたいことがあります。準備しているのは、軽量機体です。といっても機首長さを30mmから55mmに延長しただけですが、全機総重量で5グラム以上軽くなりました。



屋外フライトとドームフライトとで、主翼と尾翼は変えずにBodyだけ交換するというコンセプトではあるのですが、そんなに上手くいくかどうか?

ノーズが長くなった分、機首側面積がかなり大きくなりました。(最初からわかっていたことではありますが)。回頭性能がかなり低下しそう。 


【屋外用Body】


【ドーム用Body】


無風な屋外で何度か試験飛行してみたのですが、はやり滑空は遅くなって沈下率も向上するような感じがします。重量の平方根で効くようなので、2秒程度の向上かな?

一方で、投げ上げ時の到達高度が低くなってしまいました。慣性力が小さくなったので、抵抗による速度低下が大きいですね。投げ出し時の運動エネルギーに対するロスエネルギーが質量変化の平方根で増えるとしたら、結局トータルでのタイムは変わらなそうな気がしてきました。

でも本当なのかどうか、試してみたいですねぇ。ワクワクしています。

さらに、ノーズが長くなったことによる回頭性の低下が気になります。ドームでは乱れた気流の中を飛行するわけではないので、滑空中の回頭性能低下はあまり問題にならないかもしれませんが、懸念は「返り」性能です。 スムーズに滑空姿勢に入れるか?というところです。

今まで、 回頭性能を重視して機首を短くしてきた経緯もあり、真逆な方針転換に戸惑いが強いです。 見た目はともかく、もう少し側面積は減らせるので、改善余地はありますが、まずはこのBodyでどのように特性が変わるのか、確認してみるのが楽しみです!

さぁ、持ち物準備!


2025年3月20日木曜日

新しいコンテナケース!

どうもサボり気味で、 久しぶりの投稿です。

今年に入ってから、紙飛行機の設計を大きく変更して来たのですが、その結果として従前のコンテナケースには入らなくなってしまいました(分かっていたことですが)。

普段の練習エリアには車で行くのでコンテナケースが無くても何とか騙しだまし過ごしてきましたが、遠征のことも考えて、少しずつ準備してきました。

実は、まだ7割くらいの完成度なんですが、時間切れでもあり、遠征も近づいてきたのでとりあえず運べるところまでは完成させました。


ベースとなるコンテナはコレ。


結構大きめのケースなんですが、新幹線の荷物棚にも入れることができるサイズです。
内寸は、541L×371W×210Hであり、内部を2層構造にするとハンドランチ機(450W)が最大18機格納できるレイアウト設計としました。

でも、1階部分だけでヘトヘト。
嫌気がさしてしまったので、2回部分はR590機体を3機格納するレイアウトにしました。


その1階部分が本日やっとできました。この時点で完成度7割です。是非、紹介させてください。紙飛行機はいつものとおり、分割収納方式です。


まずは主翼スタンド。同じ形をいくつも作るのって、苦痛ですよね。


そしてこちらはBodyホルダ。設計通りに正確に切り出して組み立てるのですが、素材の厚みにバラつきが大きく、組みあがりの寸法は設計よりも少し大きくなってしまいます。

そのため、実寸を測定して、図面に反映しなおして、レイアウトを調整していくのですが、これも面倒くさい。なのでモチベーションが続かず、進捗が悪いのです。紙飛行機をいじっているほうがナンボか楽しい。

これをベースとなる板に貼り付け、周囲を枠で囲って箱型にします。


なぜ、箱型にするかっていうと、この上にツールボックスをつけるのです。このツールボックス兼フタはマグネットシートで接合しています。

飛行機で荷物を預けた際に、フタが外れて中の機体がグチャグチャにならないように磁力の強いマグネットシートを使ったのですが、普段使いでは、フタを外すのが硬くて一苦労。ですので、とりあえずマグネットシート面にマスキングテープを貼って磁力を弱くしました。(あくまで応急のつもりですが、このままになりそう。。。)


現地で組みあげた機体を保持しておくのが、この機体スタンド。コンテナケースのふちに引っ掛ける金具をつけています。


そして、コレ。
なんだかわかりますか?
いろいろ考えたのですが、これしか思いつかなかった。竹串の林。。。

答えは後ほど。。。


これらのパーツをケースの中に取り付けていきます。
ギリギリ入った!



試しに、1機格納してみます。


うん、入った入った!
先ほどの竹串の林。実は分解したY尾翼ユニットのセンタフレームを突き刺して固定するためのものでした。

さらに翼幅450mmの機体、360mmの機体をいくつか格納してみました。

ケースの周囲には2階用のプレートを支える柱を貼り付けています。上手くはまったので、ちょっとうれしい。。。



さらにケース外側に持ち運び用のハンドル(ショルダーストラップにもなる)をつけて、一応使えるようになりました!!

1階部分しか出来ていないけど、かなりウレシイ。

その2階部分ですが、まだこんな感じ。

これからR590用のホルダを取り付けます。このボードは交換可能なように考えており、2枚目のボードは翼幅360mmの機体を2機、ほぼ組み立て済状態で収納できるようにする予定です。

ひとまず、この状態で木村杯に参戦してみよう!


2025年1月26日日曜日

ブンブン丸3号

 今週末は2日とも強風でした。機体のテストはあきらめて、「投げ」の練習が中心となりましたが、タイマーを8秒ぐらいに設定しても、着地するまでに100メートル以上流されてしまう状況でした。

なので、久しぶりに「ブンブン丸」を取り出して、シャドゥトレーニング。晴れた田んぼの真ん中でシャドゥトレーニングっていうのもなぁ。

画像はブンブン丸3号です。



イメージアップの練習には、なかなか良い感じです。
ブンブン振り回して、ストレス発散!!


2025年1月25日土曜日

おかえり!

 おかえり!

武蔵野中央公園でロストした機体が戻ってきました。調べてみたら、2024年4月の予選でロストした機体のようです。約9か月ぶりに戻ってきたことになります。


見つけてくれた方、届けてくれた方、保管してくれていた方、ワタクシのところまでハンドキャリーしてくれた方、皆様の暖かい心遣いのおかげで9か月ぶりに戻ってきたわけです。本当にありがたく思います。

残念ながら、相当の風雨に晒されたようで、変形は激しいのですが、バラストは再利用できそうなので、さっそく取り出しました。

2025年1月3日金曜日

新型機開発(4)

まだ、ブログ作成は追いついていません。この投稿も昨年のネタです。(昨年のやり残しの消化はモチベーションがイマイチ。。。)

【量産初号機】

思いつく主要な試作確認は出来たので、そろそろ図面 FIX に入ります。 まだ追加確認したい部分は山ほどありますが、 機体の主要諸元は見えてきたので、後は量産しながらマイナーチェンジを重ねていきます。

ところで、 「量産」とは何?

基本手作業でコツコツ製作していくので 「量産」 といっても個別生産と何も変わらないのですが、一部の部品はまとめ印刷、まとめ製作が出来るので、すきま時間で前倒しで準備しておけることがメリットであり、ワタクシの「量産」の定義です。

といってもワタクシの場合、 どんなに頑張っても2機/1か月のペースなので、たかが知れています。 従って今から量産に入らないとシーズン開始までに5機揃わないのです。 その途中の練習でロストしたらもう大変!




ZEROです。



V尾翼の部分はあらかじめスタブチルトを付けておくのですが、治具で角度設定することにしました。


正面から見ると、こんな感じの角度です。10°設定なのですが、ちょっと大きすぎるので、接着剤が完全硬化する前に、少し手作業で戻します。この治具も作りかえないと。。。


ウェポンベイならぬ、バラストベイも少し改良し、錘の投下がスムーズになるようにしました。



主翼前縁はこんな感じ。

スーパー前もっこり、そして前縁は翼弦の2%に相当するR1.5の丸みを付けました。Φ3の竹ひご(料理用のクシ)を型にしてRを付けたのですが、結構面倒くさかったです。



全体組立した結果のV尾翼のチルトはこんな感じ。ラダーは殆ど切っていません。




そして、期待を胸にフィールドで初期調整。

年末の飛ばし納めはこの機体。




そして、飛ばしてみた結果。。。



飛びました。滑空しました。でも。。。

なぜか上昇しにくい。全力発航してもちょうどよいループが得られない。滑空速度も心なしか、少し早い感じがします。


おかしいなぁ。抜群の上昇性能が出る翼型なんだけどなぁ。妄想の中ではふんわりふわふわ滑空のはずなんだけどなぁ。

ちょっと、しょんぼり。。。


2024年の飛ばし納めはこんなもんか。。。と片付け始める前にちょっと主翼の取り付け角度を確認してみました。(下の画像は、帰宅後に改めて確認した結果。背景は気にしないでね。)


Bodyの下面、Boomのラインと比較して著しく前縁が下がっているように見えます。左翼も右翼も同じように下がっています。これでは適切な迎角が得られない。
主翼だけで見てみると、かなりマイナス迎角になっています。

なぜだろう?

主翼取り付け部の図面は変えていないのに。。。

うーんと考えた結果、チョンボに気が付きました。

翼型を変えた際、下面のふくらみを抑えたのですが、その結果として翼自身が前かがみになりました。それに気づかずに従来のインタフェースで接着したことで、主翼前縁が下がってしまったことが原因であることに気が付きました。

設計チョンボだっ!


主翼取り付け部をアセトンで溶かして、インタフェース部の交換取り付けを考えましたが、ちょっと面倒くさかったので、対処療法としてガスレンジであぶりつつ、主翼をねじり上げて平行に矯正しました。これでだめなら、インタフェース部の取り換えか、主翼の作り直しだ。。。


年末作業はここでおしまい。

年明け後に矯正後のグライド確認をします。(うーん、早く試したい!)


こんな感じで、まだまだ量産機というにはほど遠い状況。量産を宣言するのが早かったかな?


ところで、機体格納ケースですが、全く進んでいません。 コンテナケースを購入しただけ。 その中のレイアウトも決まっていないし、 各種ホルダ形状も決まっていない。 頭のなかのイメージにあるだけ。 憂鬱だなぁ。。。

従来ケースには収まらないので、持ち運びはとても不便です。 シーズンが始まる前までには何とかしないと。。。

ということで、正月は機体ホルダをシコシコ作り出しました。

モチベーションが。。。